Billyrromが作る“Best of 2024”プレイリスト『Roam in 2024』|Dorian Concept、Yusse Dayesなど

Playlist

文: Billyrrom  編:riko ito 

「2024年のベストソング」をテーマにアーティストがプレイリストを作る年末の特別企画。2024年の音楽シーンを象徴するアーティストたちに今年のハイライトとなった出来事や影響を受けた音楽について伺っていく。今回は、6人組バンド・Billyrromが制作したプレイリストをお届け。

アーティストの方に特集テーマに沿った楽曲を紹介してもらうプレイリスト企画。今回は、SOUL/FUNK/ROCKなど幅広いルーツを持つ6人組バンド・Billyrromが登場。年末特別企画のテーマ“Best of 2024”のもと、2024年はどんな年だったのかを振り返ってもらい、Billyrromが今年特に影響を受けた楽曲を集めた全12曲のプレイリストを作ってもらいました。

今回、Billyrromのメンバー6人が制作したプレイリストのタイトルは『Roam in 2024』。プレイリストにはDorian Concept(ドリアン・コンセプト)やYussef Dayes,Elijah Fox(ユセフ・デイズ,イライジャ・フォックス)、Tone Stith(トーン・スティス)、サカナクションTyler, The Creator(タイラー・ザ・クリエイター)、JJJ,CampanellaBig Animal Theory(ビッグ・アニマル・セオリー)、Folamour(フォラモア)、Tom Misch(トム・ミッシュ)、Theodor(テオドール)、The RH Factor(RHファクター)、Daniel Caesar(ダニエル・シーザー)の楽曲をピックアップしています。

また、メンバー全員から楽曲についてのコメントも到着。是非楽曲とコメントを合わせて楽しんでみてください。(編集部)

PROFILE

Billyrrom(ビリーロム)

東京都町田市出身のメンバーによって2020年に結成した6人組音楽集団。メンバーはMol(Vo.)、Rin(Gt.)、Taiseiwatabiki(Ba.)、Shunsuke(Dr.)、Leno(Key. / Syn.)、Yuta Hara(DJ / MPC)。

2024年は<FUJI ROCK FESTIVAL’24>や台湾の<赤聲躁動音樂祭 2024>をはじめとした国内外の大型フェスに多数出演。さらには、世界中の次世代アーティスト1,000組以上から25組のみ選ばれる『Fender Next 2024』の日本代表に抜擢されるなど、各所からの期待値も高い。

ロックやシティポップを経由したソウルフルなファンクネスが特徴。疾走感に溢れたギターカッティング、軽快なリズムで紡がれるダンサブルなビートセンス、シンセとスクラッチが織りなす構築美。そして、繊細かつ迫力のある歌声と伸びやかなハイトーンボイスを巧みに響かせるボーカリゼーションが唯一無二の“Billyrromらしさ“を生み出していく。

How was your 2024? 

インタビュイー画像

Billyrrom:

Billyrromにとって2024年は飛躍の年でした。今年も様々なフェスに出演させていただきましたが、とりわけ念願だった<FUJI ROCK FESTIVAL>のRED MARQUEEでの演奏は印象に残っています。大きなステージでの演奏を意識しての制作やライブを重ねてきたので、憧れのステージで最高のパフォーマンスができて感無量でした。
今年は自身初のアルバムもリリースしました。今までのBillyrromらしさを踏襲しつつ、新たなサウンドにも挑戦した非常にユニークな作品が出来上がりました。
Billyrromは常に変化を続けるバンドですが、2024年は特にそれが顕著な年だったような気がします。そんな一年を通してメンバーがよく聴いた/影響を受けた楽曲でプレイリストを作成しました。

Rin(Gt.)PICK UP SONGS

Tyler, The Creator「St.Chroma (feat.Daniel Caesar)」
JJJ「Friendskill (feat.Campanella)」

Tyler, The Creator「St.Chroma (feat.Daniel Caesar)」

インタビュイー画像

Rin(Gt.):

今年リリースされた最新アルバム『CHROMAKOPIA』の収録曲。
アルバムの1曲目であり、新しさもありながら、このアルバムが始まったという興奮を味わう事ができる。Daniel Caesarの歌声がTyler, The Creatorの作り出す空間と合わさり、1回聴くと忘れる事のできない1曲である。

JJJ「Friendskill (feat.Campanella)」

インタビュイー画像

Rin(Gt.):

2023年リリースの『MAKTUB』に収録されている1曲。
癖になるトラックと、JJJとCampanellaという2人のラッパーの持ち味が存分に生かされている。
この2人のリリックとフローに今年1年大きな影響を受けた。

Yuta Hara(DJ./MPC.)PICK UP SONGS

Big Animal Theory「Twofold」
Folamour「Naarm’s Sunset」

Big Animal Theory「Twofold」

インタビュイー画像

Yuta Hara(DJ./MPC.):

2024年にリリースされた『Twofold』というアルバムの中の1曲であり、ビートとボーカルチョップが特徴的な曲になっています。

Folamour「Naarm’s Sunset」

インタビュイー画像

Yuta Hara(DJ./MPC.):

Folamourはフランス人で主にハウスやディスコ系のDJをしていて、注目されています。この曲はとにかく踊れる曲になっていてテンションを上げたい時に聴いてます。

Mol(Vo.)PICK UP SONGS

Tom Misch「Cinnamon Curls」
Theodor「Summer Wind」

Tom Misch「Cinnamon Curls」

インタビュイー画像

Mol(Vo.):

2024リリースされた4曲入りのEP『Colourblind』に収録されている1曲。
シンプルな構成の中に彼のセンスが存分に感じられる1曲で、特に中盤の最小限に良さが詰め込まれたギターソロを聴いた時は衝撃を受けました。
また『Colourblind』は全曲アコースティックギターが使用されていて、今までとは一味違ったTom Mischが感じられるところも推しポイントです。

Theodor「Summer Wind」

インタビュイー画像

Mol(Vo.):

今年見つけて一番テンションが上がったバンドです。ドイツ発の4人組バンドでサイケデリックな雰囲気を纏ったソウルミュージックを奏でています。
この楽曲はタイトルから想像するのとは裏腹な、憂いの漂う雰囲気が特徴的でクセになります。
そして何よりシンセやドラムス、ベースの音作りがどの曲を聴いてもピカイチで一瞬にして別世界に誘われます。今年一番聴いたアーティストです。

Shunsuke(Dr.)PICK UP SONGS

RH Factor「Hardgroove」
Daniel Caesar「Japanese Denim」

RH Factor「Hardgroove」

インタビュイー画像

Shunsuke(Dr.):

ジャズトランペッター、Roy Hargrove(ロイ・ハーグローヴ)が主導した音楽プロジェクト、The RH Factorから1作。
なんといってもグルーヴが素晴らしい。何度聴いても気持ちよくて、(本当に)何度も聴いてしまいました。

Daniel Caesar「Japanese Denim」

インタビュイー画像

Shunsuke(Dr.):

カナダのシンガーソングライター、Daniel Caesarによる、R&Bバラード。
とにかく気持ちよく、繰り返し聴いてしまう1曲。Daniel Caesarの音楽に対する愛やリスペクトを感じました。

Leno(Key./Syn.)PICK UP SONGS

Dorian Concept「Hide – CS01 Version」
Yussef Dayes, Elijah Fox「Istanbul (feat. Elijah Fox) – Live From Malibu」

Dorian Concept「Hide – CS01 Version」

インタビュイー画像

Leno(Key. / Syn.):

アナログシンセならではのピッチの揺らぎが生み出すムードがたまりません。

Yussef Dayes, Elijah Fox「Istanbul (feat. Elijah Fox) – Live From Malibu」

インタビュイー画像

Leno(Key. / Syn.):

ユセフは音源よりライブが好き。<フジロック>で観て興奮しました。

Taiseiwatabiki(Ba.)PICK UP SONGS

Tone Stith「Smoking in The park」
サカナクション「聴きたかったダンスミュージック、リキッドルームに」

Tone Stith「Smoking in The park」

インタビュイー画像

Taiseiwatabiki(Ba.):

16分のビートに、シンプルでかっこいいベースが乗っているのがとても好きです。
音数が少なく全ての音がクリアに聴こえ、構成もシンプルなので、ずっと聴いていられる良さがお気に入りポイントです。
自分もこうゆうベースラインの曲を作りたいなと思いました。

サカナクション「聴きたかったダンスミュージック、リキッドルームに」

インタビュイー画像

Taiseiwatabiki(Ba.):

ミドルテンポのDiscoノリと無駄の無いフレンチハウスらしいシンプルさがとても好きです。
鍵盤のノリが心地よく自然と体を揺らしたくなります。
ライブアレンジだと裏ノリのギターが加わってまた違った雰囲気になるのも好きです。
2024年はサカナクション沢山聴きました。
ライブのアレンジがめちゃくちゃカッコイイ

Billyrromが作る“Best of 2024”プレイリスト『Roam in 2024』

Billyrrom・人気曲プレイリスト

SNSで記事をシェア

SNSフォローで
最新カルチャー情報をゲット!

閉じる