nero…が纏う音楽とファッション

Review

文: DIGLE編集部  編:Kou Ishimaru 

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ!今回はnero…をご紹介します。

それぞれのスタイルのつくり方で

先人たちが生み出したものと、また新しく生まれていくものと。飽和していくばかりのようにも思える時代に生まれて、自分らしくあることやオリジナリティをつくることについて考えてみる。
nero…の表現を受け取るとき、その答えのひとつが見えてくるような気持ちになる。

1998年生まれ、東京都練馬区出身のアーティスト、nero…。
ジャンルで表すのならヒップホップではあるけれど、ひとつの枠に入れてしまうのが勿体ないような、自由かつキャッチーな音楽とともにラップを紡ぐのが特徴だ。
新曲『magari』は、QJUROCによるエレクトロやロックの要素を取り込んだトラックの上に、好きな時に好きなファッションを纏うことの楽しさを語るリリックが詰め込まれている。
ブランドやムードを問わずに着たいものを着る主義を主張するラップと、ジャンルレスで頭から離れなくなるトラックは、そのままnero…の生き方を象徴しているようだ。
これまでに生まれ、また新しく生まれるもののすべてを自分のものさしで見つめ、選び、楽しむこと。そのスタイルを音楽から、在り方から示しているのがnero…というラッパーなのだろう。

この楽曲はセレクトショップ “magari by Made(for)_humans” とのタイアップ曲にもなっている。
ぜひ、あなたもあなたの好きなファッションと共に謳歌してほしい1曲だ。

nero…

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