Ryoma TakamuraがRikuto Nagira&Salaと作りだす、日常の休息地

Review

文: DIGLE編集部  編:riko ito 

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はRyoma Takamuraをご紹介します。

忙しない日々に余白を

日常の一部を切り取ったようなクリエイティブを得意とするアーティスト、Ryoma Takamura。彼の作り出す楽曲の数々は、違和感なく日々に溶け込んでいく。

先日配信が開始された「Monochrome」は、R&Bユニットlo-key designRikuto Nagiraとタッグを組んで制作されたもの。シンガーにはRyomaの妹であるSalaが参加し、現代社会を生き抜く若者にフォーカスを当てた楽曲に仕上がった。

シンプルなビートと揺らめくシンセサイザーは、淡々と進んでいく毎日のなかで、迷いもがいている心境を映し出しているよう。柔らかに語り掛けてくるSalaの声は優しく、スルスルと心のなかに染み入っていく。
目まぐるしいスピードで文明が発展しているにも関わらず、幸せの総量が増えたようには感じない現代。それでも、それぞれの苦悩を抱えながら、何の変哲もなくみえる日々をやり過ごしていかねばならない。そんな忙しない毎日に疲れたとき、きっとこの曲が憩いの場になってくれることだろう。

Ryoma Takamura

Suppage Distribution

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