NASUKA & microMが描く、単調ではない毎日

Review

文: DIGLE編集部  編:Kou Ishimaru 

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はNASUKA & microMをご紹介します。

フツウの日なんて一つもない

山梨出身のアーティストであるNASUKAmicroMが、全6曲が収録されたEP『Flower Tape 2.5』を完成させた。全曲を通して聴いても約11分というコンパクトな構成ながら、洗練されたサウンドに優しい歌声が心地よいR&B作品となっている。

楽曲内で歌われているのは、彼らにとって当たり前な日常生活。曖昧な関係を描いた「NIGHTSHADE」、大切な人を想う切ない気持ちが落としこまれた「TIMELAPES」、変わり映えのない毎日に対する葛藤を描いた「HEV」など、バラエティーに富んだラインナップになっており、ありきたりに見える毎日に様々な感情や情景が潜んでいることを実感させられる。

リアルでありながら血の通った温かみを実現できているのは、ふたりが盟友だからなのだろう。全体的にゆったりしたテンポになっているので、ひとり音に身を沈めたい夜にも最適だ。

NASUKA

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