ジャンルにとらわれない、Tokyo Theoryのメロディーライン

Review

文: DIGLE編集部  編:Kou Ishimaru 

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はTokyo Theoryをご紹介します。

自分たちだけの色を見つけて

こだわりぬいた無駄のない構成とジャンルを自由に乗りこなすボーカルは、まさしくニュー・ミクスチャー。“東京に生きる”をテーマに掲げ、都会的な音楽を放つ彼らこそ、Tokyo Theoryだ。

SOUND YOUTH2019で優勝したKiddy Lyricaのメンバーを中心に、2020年1月に結成。海外のHIPHOPやオルタナティブに影響を受け、洗練されたサウンドを鳴らしている。
King Gnu以降、ミクスチャーと掲げるバンドを見かけることが増えたが、Tokyo Theoryがそれらと大きく異なるのは、Kazukiのボーカルではないだろうか。彼は国内外問わずHIPHOPやロックを耳にする一方、ジャニーズなどの王道J-POPも好む。様々なジャンルを分け隔てなく聴いているからこそ生み出せるメロディーラインは、間違いなくTokyo Theoryの強みだ。

先日配信が開始された『slow dance』には、スローバラ―ドの「slow dance」とオールドスクールを感じさせる「The scheme」を収録。新たなTokyo Theoryに出会える1枚へと仕上がった。

Tokyo Theory

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