ANANがPAELLASにおける自分の役割を理解しつつあると語る理由【Archive】|the future magazine

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文: Hiroyoshi Tomite  写:Kodai Kobayashi 

2016年当時、PAELLASというバンドでの方向性を模索していた主に作曲を手がけるANAN氏とボーカルのMATTON氏。never young beachが躍進するなか、自分たちがなにができるか方向性を模索していたその渦中にいる彼らにじっくり話を聞いた。前後編の2回に分けて記事を届ける。

赤裸々に今のバンドに対する思いを語ってくれたPAELLASのボーカルMattonのインタビューに引き続き、今度はギタリストのANAN君も交えて(never young beachのレコーディングの休憩中に)話をした。6年目にして何故PAELLASが加速しているのか。楽曲製作に没頭できている理由とは? そして“今一番インディーで忙しいギタリスト”がPAELLASにかける思いとは。


ネバヤンでステージに立つ経験が、PAELLASにフィードバックされている

ーANAN君はPAELLASが初めて入ったバンドになるんだよね。

ANAN:

そう。それまで1人でギター弾いてた。たまたま4-5カ月ぶりに開いたmixiのバンド掲示板で、PAELLASが募集していて、影響を受けているアーティストがThe HorrorsとかThe xxとかDeerhunterとか4ADのシーンとか書いてて。とりあえず、タワレコ難波で会って、お互い探り入れる感じで『どんなん聴くの?』みたいな(笑)

Matton:

まぁでもあれが1番分かりやすいよな。タワレコ行って、どんなのが好き?みたいな話すんの。俺はその頃インディーシーンにハマり出したばっかりで。ANANがめちゃくちゃ詳しくて、色々教えてもらったこと覚えている。

ANAN:

Toro Y moiとかWashed Outとかgirlsとかか。・・・でもgirlsは解散して以降、ソロを熱心に追いかけてないな。Washed Outもそう。ただToro Y MoiのセカンドUnderneath the Pineは今聞き返してもすげえカッコいいって思うけど。3-4年先を見越して作っていたんだなって思わせられた。全然チルウェイヴじゃないし。

Matton:

こんな感じで、好きな音楽の話をして、すぐにセッションしに行ったんだよね。



ーその頃すぐに曲を書いてたりしたの?

ANAN:

当時僕はほとんどやっていないかな。「Following」をセッションで僕がコードで弾いたので、それで作ったくらい。そのあとすぐにアメリカに半年くらい留学に行ってしまったから。

Matton:

最初のアルバム『Long Night Is Gone』があるけど、あれはANANがアメリカに留学行っている最中に作ったから、ビッシーと俺と2人でセコセコ宅録しながら作ったからな。

ANAN:

ぶっちゃけギターもそのときは全然弾けてなかったし。

Matton:

そうなの?(笑)

ANAN:

うん・・・バンドもやったことなかったし、ギターは高校2年くらいからやり始めて。そのときはまだ初めて3,4年くらいで。買ってるギターもショボいし。

ーじゃあ本当に探り探りでやってたんだ。

ANAN:

そう。感覚だけで。技術とか全く関係なく。

ーアメリカ留学から帰ってきたあと、東京に上京したのはさっき話聞いたんだけど、そっからANAN君自身も結構変わった実感ある? never young beachのギタリストになったり、変化の渦中にいたと思うんだけど。

ANAN:

そうだな。曲作りにおいてはあんまり変わっていないんだけど、プレイヤーとしてはネバヤン(never young beach)に凄い成長させてもらっている。ギターが3本のバンドだから、フレーズを弾かせてもらっているし。

Matton:

そうや。だから去年『こいつネバヤンのときのほうが良いな』って思っとったの。プレイヤーとして旨みが出まくっている感じ。これをPAELLASで活かすにはどうすれば良いんだろうみたいな話になったのを覚えている。だから、ネバヤンで活躍しているANANを見て、色を出すにはどうすればいいかみたいなことをすごく考えたりもした。PAELLASのサポートにDYGLの下中が入ってもらった時期とかもあったし。

ANAN:

そういう時期を経て、今自分がどういう形で色を出すこととか、そういう方面が得意っていうのが下中とやるなかで見えてきた気もする。だからすごく今、PAELLASのために何ができるか考えられてもいる。

次ページ:PAELLASで、キャッチーな曲を書くのが今の目標

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Hiroyoshi Tomite

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PAELLAS
大阪で結成。東京を拠点に活動する5人組バンド。広がりのあるシンセに タイトなドラム、そしてよく動くベースが織りなす甘美な音像にボーカルの Mattonの妖艶な歌声が絡みあい、現在ライブシーンでファンを拡大中。 1月1日 ミニアルバム『Remember』が発売。 3月よりPEACH JOHNとのCMタイアップでPAELLAS のトラックが 全国OAされているほか、新曲『PEERS』がiTunesで発売中。

※掲載当時のプロフィール文を流用。
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