oellがIssei Morimotoと紡ぐ、憂いを帯びた世界

Review

文: DIGLE編集部  編:Kou Ishimaru 

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ!今回はoellをご紹介します。

歌声を活かす引き算の美学

2021年12月1日から活動を開始した、oellSleepless Sheepのコンポーザー兼ベーシストとして活躍しているLeonのソロ名義だ。

もともとメロウかつメロディックな曲作りが得意な彼だが、そのクリエイティビティは個人名義でも健在だ。バンドのように各楽器の見せ場や聴きどころを意識しなくてよくなった分、より楽曲の自由度があがっている印象がある。最適な音数でサウンドを作りこみ、ボーカルのキャラクターを引きたてることで、より世界観の構築を成し遂げているのではないだろうか。

先日配信が開始された「cruising」は、同年代のラッパーであるIssei Morimotoをフィーチャリングに迎えた1曲。今作では初めて歌唱にも挑戦しており、新たな彼の可能性に出会えるナンバーに仕上がった。ふたりの声が作りだす憂いを帯びた空気感に、どっぷりとつかってほしい。

oell

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