Wang-Wang(旺旺)に感じる郷愁と新鮮さ

Review

文: DIGLE編集部  編:Kou Ishimaru 

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はWang-Wang(旺旺)をご紹介します。

魅力と個性に満ちた三曲

東京を拠点とする4人組オルタナティブロックバンド、Wang-Wang(旺旺)
2022年4月の初ライブから本格的な活動をスタートし、徐々に注目を浴び始めている彼らから、1st EP『Arrow』が届いた。

高揚感のあるイントロから作品の幕開けを告げる『hey dad you sent me postcards』、疾走感と同時に儚さを纏う『milestone』、穏やかな夜の浮遊感を轟音で包む『silk moon puchi road』……全編を通してまろやかな柔らかさを持つバンドサウンドを軸としながらも、それぞれに異なる雰囲気を感じさせる3曲からWang-Wang(旺旺)の魅力を知ることができるこの作品。
空気に溶けていくような優しい歌声と、暖かみをもって重なり合う各パート、そして、ときおり感情が溢れ出すように鳴らされるギター、それぞれが絶妙なバランスで混ざり合い、彼らだけの個性となっている。新しさと懐かしさを同時に呼び起こし、ほっとした気持ちで心を預けられる音が、ここにある。

バンドのTwitterでは歌詞の和訳付き映像などもアップされており、また異なる視点から楽曲を楽しむことも可能だ。さまざまな側面から彼らの活動をチェック、そして音楽に触れてみよう。

Wang-Wang(旺旺)

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