安室奈美恵のアルバムを徹底解説。平成を代表する歌姫として多岐にわたって活躍し、2018年9月に華々しく引退を飾ったアーティスト安室奈美恵。プロフィールのご紹介やアルバム19作品を掲載します。
安室奈美恵 人気アルバムを解説
安室奈美恵 ベストアルバム
安室奈美恵 6thベストアルバム『Finally』
2017年11月8日にリリースされた安室奈美恵の引退前、最後のベスト・アルバム。
収録楽曲は、「CAN YOU CELEBRATE?」、「Hero」、「SWEET 19 BLUES」 、「Don’t wanna cry」、「TRY ME ~私を信じて~」 など、25年間の歴史を切り取った名曲の数々が収録。 同アルバム以前に出していた5つのベストアルバムは、それぞれ時期やコンセプトによって分けられていたものだったのに対し、『Finally』は、SUPER MONKEY’S時代のデビュー曲である「ミスターU.S.A.」から、最新作「Just You and I」までのシングル曲の中で厳選した45曲に「Finally」を含む未発表曲6曲を追加したオールタイム・ベストアルバムとなっています。
初の3ディスクからなる大ボリュームなアルバムで、安室奈美恵の全キャリアを一望できる大作です。
安室奈美恵 1st〜3rd オリジナルアルバム
安室奈美恵 ファースト・オリジナルアルバム『DANCE TRACKS VOL.1』
1995年10月16日にリリースされた安室奈美恵の記念すべきファーストにして、東芝EMI在籍時の唯一のオリジナルアルバム。現在は廃盤となっており、ストリーミング配信もされていない幻の一枚。
後に移籍するavexのチームによって制作されMAX松浦がプロデュースを担当。収録曲はNHKアニメ『忍たま乱太郎』EDテーマの「DANCING JUNK」やロッテ『クレープアイス』CMソング「太陽のSEASON」、安室奈美恵自身も出演していたドラマ「湘南リバプール学院」のOPテーマ『Stop the music』など、全11曲が収録されています。
安室奈美恵 セカンド・オリジナルアルバム『SWEET 19 BLUES』
avex移籍後、1996年7月22日にリリースされたセカンド・オリジナルアルバム。小室哲哉・久保こーじがプロデュースを担当し、他の小室作品にも多く参加していた前田たかひろ・久保こーじ、m.c.A・T(富樫明生) も制作に参加しています。
収録曲は、日産自動車『S-RVシリーズ』CM曲の「PRIVATE」、現エフティ資生堂『シーブリーズ ’96」イメージソングとなった「You’re my sunshine」、ダイドードリンコ『mistio』イメージソングの「Don’t wanna cry」や、後に7枚目のシングルとなったタイトル曲「SWEET 19 BLUES」など、名曲ばかりのラインナップとなっています。
安室奈美恵 サード・オリジナルアルバム『Concentration 20』
1997年7月24日にリリースされたサード・オリジナルアルバム。小室哲哉プロデュース。
収録曲は、最大のヒット曲「CAN YOU CELEBRATE?」をはじめ、それに続いたシングル「How to be a Girl」、自身が出演した日立マクセルのイメージソング「a walk in the park」のRemixなど、一世を風靡した名曲を中心に全12曲収録されています。
登場2週目でミリオンセラーを達成、10代の歌手としては初のオリコンシングル・アルバム総売上げ2000万枚突破するなど、数々の偉業を成し遂げた作品です。
安室奈美恵 4th〜6th オリジナルアルバム
安室奈美恵 4thオリジナルアルバム『GENIUS 2000』
2000年1月26日にリリースされた4thオリジナルアルバム。小室哲哉とダラス・オースティンによる共同プロデュース作品
収録曲は、コーセー『VISEE』CMソングの「LOVE 2000」「SOMETHING ‘BOUT THE KISS」「RESPECT the POWER OF LOVE」や、ドラマ『夜逃げ屋本舗』主題歌の「I HAVE NEVER SEEN」など、全15曲が収録。
活動復帰後1枚目のフルアルバムです。
安室奈美恵 5thオリジナルアルバム『break the rules』
2000年12月20日にリリースされた5thオリジナルアルバム。前作に続き、小室哲哉とダラス・オースティンの共同プロデュースによる作品。
収録曲は、コーセー『ルミナス』CMソング「no more tears」、 明治製菓『フラン』CMソングの「think of me」「PLEASE SMILE AGAIN」や、小室哲哉が故小渕恵三元内閣総理大臣ら九州・沖縄サミット(主要国首脳会議)のイメージソングのプロデュース依頼を受けて制作した「NEVER END」など、全14曲が収録。
小室哲哉がプロデュースを離脱する前のラストアルバムとなりました。
安室奈美恵 6thオリジナルアルバム『STYLE』
2003年12月10日にリリースされた6thオリジナルアルバム。
収録曲には、マンダム『ルシードL プリズムマジックヘアカラー』CMソングの「SO CRAZY」「shine more」、映画『犬夜叉 天下覇道の剣』主題歌の「Four Seasons」から、ラッパーをゲストに迎えた「Indy Lady feat. ZEEBRA」や「Fish feat. VERBAL & Arkitec(MICBANDITZ)」など、全13曲が収録されいています。
小室哲哉がプロデュースから離脱し、ヒップホップ・R&Bアーティストやプロデューサー陣と安室奈美恵によるスペシャルプロジェクト名義・SUITE CHICでの活動を経て、ヒップホップ・R&B路線へ邁進した1作目です。
安室奈美恵 7th〜9th オリジナルアルバム
安室奈美恵 7thオリジナルアルバム『Queen of Hip-Pop』
2005年7月13日にリリースされた7thオリジナルアルバム。
収録曲は、ヒップホップ・レゲエのトラックメーカーであるSUGI-Vをプロデューサーに迎えた「WANT ME, WANT ME」、マンダム『LUCIDO-L』のCMソング「GIRL TALK」、観月ありさ主演のドラマ『君が想い出になる前に』主題歌「ALL FOR YOU」など、全12曲を収録。
アルバムタイトル通り、ヒップホップ要素を全面に出したヒップホップ路線の2作目です。
安室奈美恵 8thオリジナルアルバム『PLAY』
2007年6月27日にリリースされた安室奈美恵の8thオリジナルアルバム。
収録曲には、『新リプトン リモーネ』CMソング「FUNKY TOWN」、ドラマ『ヒミツの花園』主題歌をはじめJOYSOUND『ポケメロ』CMソングなど数々のタイアップに起用された「Baby Don’t Cry」など、全12曲が収録。
過去2作で邁進したヒップホップ・R&B路線をベースに、安室奈美恵のキャラクターを確立させるポップ・リッチ・大人な世界観や、ファンキーで踊れる要素など、新機軸を打ち出したアルバムとなっています。
安室奈美恵 9thオリジナルアルバム『PAST < FUTURE』
2009年12月16日にリリースされた9thオリジナルアルバム。
収録曲は、安室奈美恵・本人出演のCM『プレミアム ヴィダルサスーン』のキャンペーンソング「MY LOVE」「COPY THAT」をはじめ、DOBERMAN INCをフィーチャリングに迎えた「FIRST TIMER」、35作目のシングル 「Dr.」と、その続編にあたる「Defend Love」など、全12曲を収録。
前年リリースのベストアルバム『BEST FICTION』のビジュアルを自ら破る、破壊的なジャケットアートワークで、「自らの作品を自ら打ち壊すことによって新しい作品を生み、新しい時代に突入する」というコンセプトのもと制作されたアルバムとなっています。
安室奈美恵 10th〜12th オリジナルアルバム
安室奈美恵 10thオリジナルアルバム『Uncontrolled』
2012年6月27日にリリースされた10thオリジナルアルバム。
収録曲は、36枚目のシングルで、リードトラックが『コカ・コーラ ゼロ』CMソングに起用された 『Break It/Get Myself Back』から、39枚目シングル『Go Round/YEAH-OH』までの9曲を中心とした、全13曲がラインナップされています。
安室奈美恵 11thオリジナルアルバム『FEEL』
2013年7月10日にリリースされた11thオリジナルアルバム。エイベックス内に新たに設立された安室奈美恵専用のレーベル〈Dimension Point〉からリリース。
収録曲は、『めざましテレビ』の年間テーマソング「Can You Feel This Love」、新垣結衣・綾野剛主演のドラマ『空飛ぶ広報室』主題歌の「Contrail」、Zeddがプロデュースした「Heaven」など、全12曲が収録。
ピアノバラードから、エレクトロを取り入れたアグレッシブな楽曲まで、幅広い音楽性を網羅したアルバムです。
安室奈美恵 12thオリジナルアルバム『_genic』
2015年6月10日にリリースされた12th・オリジナルアルバムで、引退前最後のオリジナルアルバム。
収録曲は、80’s~90’sのダンスミュージックと、当時の最新のダンスビートを組み合わせたバラード「Anything」や、初のバースデーソング「Birthday」、ボーカロイド・初音ミクをfeatに迎えた「B Who I Want 2 B feat. HATSUNE MIKU」など、全13曲が収録。また、 アルバムのコンセプト「リバイバル」を重視し、コンセプトに合わない曲の収録を見送ったため、13曲はすべて未発表曲です。
本アルバムと2017年11月8日リリースのオールタイムベストアルバム『Finally』 が、安室奈美恵のキャリアにおいて、最後のアルバムとなっています。
安室奈美恵 ライブアルバム
安室奈美恵 『namie amuro 5 Major Domes Tour 2012 〜20th Anniversary Best〜』
デビュー20周年を記念して2012年11月24日から12月21日にかけて行われたドームツアー<namie amuro 5大ドーム TOUR 2012 〜20th Anniversary Best〜>の大阪公演が収録された映像作品と、各公演から選ばれた音源が収録されたファースト・ライブアルバム。
安室奈美恵 『namie amuro FEEL tour 2013』
2013年8月16日から12月23日の間、11thアルバム『FEEL』と、配信限定シングル「Neonlight Lipstick」、「Ballerina」を引っさげて行ったライブツアーのさいたま公演が収録された映像作品。
安室奈美恵 『namie amuro LIVE STYLE 2014』
2014年8月22日から12月23日の間、ベストアルバム『Ballada』と41stシングル「TSUKI」、ツアー中に発売された42ndシングル「BRIGHTER DAY」を引っさげて行ったライブツアーの東京公演が収録された映像作品。
安室奈美恵 『namie amuro LIVEGENIC 2015-2016』
2015年9月5日から2016年2月10日の間、12thアルバム『_genic』を引っさげて行ったライブツアーの東京公演が収録された映像作品。
安室奈美恵 『namie amuro Final Tour 2018 〜Finally〜 at Tokyo Dome 2018.6.3』
オールタイム・ベストアルバム『Finally』を引っさげて行ったライブツアーの、東京ドーム最終公演のライブ音源を収録した配信作品。
安室奈美恵 『namie amuro 25th ANNIVERSARY LIVE in OKINAWA at 宜野湾海浜公園野外特設会場 2017.9.16』
安室奈美恵の故郷・沖縄県で、ソロとして初の最大動員数と規模を記録した、デビュー25周年単独野外ライブ。9月16日のデビュー公演のライブ音源を収録した配信作品。