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2021.09.02更新

King Gnu 最新アルバム「CEREMONY」含む人気アルバム/収録曲解説

画像出典:Spotify

King Gnuの最新アルバム「CEREMONY」では2019年を代表する名曲「白日」や映画主題歌「どろん」ほか、CMソング「Teenager Forever」や「傘」など多数の人気曲を含む12曲を収録。ハイトーンボイスとビターボイスのツインボーカルで、ロックかつポップでクセになるミクスチャーサウンドを生み出しているKing Gnu。プロフィールのご紹介やアルバム全3作品を紹介します。

King Gnuの最新・人気アルバムを解説

King Gnu オリジナルアルバム

King Gnu サードアルバム『CEREMONY』

2020年1月15日にリリースされたKing Gnuのセカンドアルバム『CEREMONY』 。2019年を代表する名曲となり、日本テレビ系土曜ドラマ『イノセンス 冤罪弁護士』主題歌にも起用された「白日」や映画『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』主題歌「どろん」、「Teenager Forever」や「傘」などCMソングも多数含む12曲が収録されています。

またラグビーW杯の会場やメジャーリーガー・格闘技の選手入場シーンで頻繁に使用された「飛行艇」はミディアムテンポと4つ打ちという新しい組み合わせが特徴的で、シンプルかつ力強い1曲。そして作品の中でも異質な空気感を放つ「壇上」では常田大希が抱える想いをずっしりとした歌声で赤裸々に吐露しており、本作において重要な役割を担っています。

メンバー自身も「こってりしたアルバムになった」と語っている通り、全編を通して聴き応えがある楽曲のみで構成されており、日本の音楽シーンに一石を投じる作品に仕上がっています。

King Gnu セカンドアルバム『Sympa』

2019年1月にリリースされたKing Gnuのセカンドアルバム『Sympa』。フジテレビのアニメ”ノイタミナ”『BANANA FISH』エンディングテーマの「Prayer X」、配信限定リリースの「Flash!!!」、「Slumberland」、アサヒビール『ドライゼロ スパーク』CMソングの「Sorrows」、『ANA グローバル』CMソングの「Hitman」などが収録されています。

アルバムジャケットのイラストはペインター・佐野凛由輔によるもの。初回限定版に付属するDVDには<King Gnu 1st ONE-MAN LIVE at Shibuya WWW>のライブ映像やミュージックビデオが収録されました。

「Prayer X」はアニメ『BANANA FISH』のために書き下ろされた1曲。”Prayer”は祈り、祈祷といった意味合いを持ちます。アニメのストーリーに寄り添いつつもKing Gnuの納得のいくサウンドを作り上げたとされている叙情的な曲で、どうしようもない運命を井口理の切ないハイトーンボイスが優しく包むような、心が締め付けられる楽曲です。

一方「Flash!!!」では感情を爆発させたようなラップ調の歌がサイケデリックなサウンドに絶妙にマッチ。激しいだけではない切なさを感じられるサビのメロディラインとベースの絶妙な動きは、King Gnuらしさを感じさせ、リピート必至です。「The hole」は重めのバラード曲となっており、ピアノのイントロに合わせて井口が淡々と歌うところから始まります。リバーブの効いたドラムやストリングスがエモーショナルなメロディをさらに引き立たせているのが特徴です。

アルバムタイトルは「シンパシーを募る」という意味が込められ、あらゆるジャンルを自分のものにしてしまうKing Gnuの魅力が感じられるメジャーデビューアルバムとなっています。

『Sympa』

『Sympa』
収録内容:全13曲

1. Sympa Ⅰ
2. Slumberland
3. Flash!!!
4. Sorrows
5. Sympa Ⅱ
6. Hitman
7. Don’t Stop the Clocks
8. It’s a small world
9. Sympa Ⅲ
10. Prayer X
11. Bedtown
12. The hole
13. Sympa Ⅳ

King Gnu ファーストアルバム『Tokyo Rendez-Vous』

2017年10月にリリースされたKing Gnuのファーストアルバム『Tokyo Rendez-Vous』。パーソナルテンプスタッフ『HAKEN ROCK!!』CMソングの「Vinyl」、King Gnuの前身であるSrv.Vinci時代にリリースしたミニアルバム「トーキョー・カオティック」から新たに演奏された「ロウラブ」、「サマーレイン・ダイバー」、「破裂」などが収録されています。

アートワークはメンバーの常田大希率いるクリエイティブ集団・PERIMETRONによるもの。PERIMETRONはアートワーク以外にもKing Gnuの数々のミュージックビデオ制作を担当しています。

表題となっている「Tokyo Rendez-Vous」は、ヘビーなドラムやベースに常田大希の強烈なラップとギターが乗せられています。また、井口理の心地よいハイトーンボイスが切なさを醸し出しているのがポイント。MVではフードを被った常田が電車に乗り込み、サラリーマンの中に飲み込まれるシーンやメンバーがヘッドバンキングする様子が映し出されています。東京という輝かしくも混沌が見え隠れする街への苛立ちややるせなさを、King Gnu独特のグルーヴ感で見事に表現している名曲です。

「ロウラブ」では複雑なベースラインと絡み合うドラム、2人のハモリが美しく、切なさを感じさせます。メロディのセンスはもちろん、変拍子を入れるなど演奏技術も高く評価される作品となっています。「破裂」はタイトルに似合わずスローで静かなボーカルで始まり、徐々に盛り上がりを見せたかと思うとまた落ち着いたメロディーが続くなど、プログレや壮大なクラシック音楽、オペラをも感じさせる1曲。

インディーズとしてKing Gnu初のアルバムとなっており、シティポップに一石を投じる作品とも言われています。

『Tokyo Rendez-Vous』

『Tokyo Rendez-Vous』
収録内容:全8曲

1. Tokyo Rendez-Vous
2. McDonald Romance
3. あなたは蜃気楼
4. Vinyl
5. 破裂
6. ロウラヴ
7. NIGHT POOL
8. サマーレイン・ダイバー