1974年にリリースされた吉田拓郎のオリジナルアルバム『今はまだ人生を語らず』の2曲目に収録されている「人生を語らず」。アルバムのタイトルの由来にもなったこの楽曲は、吉田拓郎がフォークミュージック界で徐々に人気が出てきたにも関わらず、その人気がアンチを生み、それでも自分の人生を自分が信じたとおりストイックに生きていた当時の吉田拓郎の生き様を歌詞に反映させたような名曲です。また、この楽曲を、音楽番組『LOVE LOVE あいしてる』などで共演したKinKi Kidsの堂本剛が、自身のソロカバーアルバム『カバ』でカバーし、5曲目に収録されています。
1993年10月1日にリリースされた吉田拓郎37枚目のシングル「たどり着いたらいつも雨降り」。1972年にリリースされたオリジナルアルバム『元気です。』からシングルカットされた楽曲で、元々、アマチュア時代に吉田拓郎が所属していたダウンタウンズというバンドの曲で<第2回ヤマハ・ライト・ミュージック・コンテスト>に出場した時に演奏された曲でした。その後、ロックバンドのザ・モップスへこの曲を提供し、さらに自身でもセルフカバーしてリリース。1997年のセルフカバー・アルバム『みんな大好き』にも吉田拓郎とLOVE2 ALL STARS名義で収録されています。