2023.10.27更新

『約束のネバーランド』に登場する鬼をご紹介。種類や階級など徹底解説

『約束のネバーランド』の主人公のエマたちの宿敵となる、鬼たちについてご紹介。それぞれの種族や階級まで徹底解説します。

『約束のネバーランド』に登場する鬼とは?

『約束のネバーランド』の世界に登場する、主人公エマ達人間の敵となる存在。人間の大人よりもはるかに大きく、高い知性と独特の文化を持ちます。多様な姿形を持ち、運動能力や再生能力なども非常に高い存在です。目の間の奥にある器官を損傷すると再生できなくなるため、通常は仮面で顔を隠しています。

人間や動物を捕食しますが、稀に宗教上の理由から一部の人を食べない鬼も存在。また、その逆に人を食べるだけでなく狩りをして楽しむ鬼も存在します。

物語開始の1,000年前に鬼と人間の世界は分けられましたが、その際の鬼の頂点の要求により一部の人間を「食用児」として育て、食料にしています。

鬼の種類と階級について

野良鬼

野良鬼とは、知性を持たない鬼のことです。社会性がない動物のような存在であり、町ではなく主に森や水辺などの自然に生息しています。知性がないため言葉を話したり理解したりすることができません。元々は知性を持っていた鬼が、何らかの事情で知性を失ってしまい野良鬼になるケースを「野良落ち」と呼びます。また、食べたものに擬態する能力を持つ野良鬼も存在し、作中でもノーマンがギーランに差し入れた一幕がありました。

知性鬼

人間と同じように知性を持ち、言葉を話すことができる鬼。鬼の種類としては最も一般的であり、町や村を形成して社会生活を営みます。知性鬼の社会は階級社会であり、一部の「王家」と「五摂家」と呼ばれる上級貴族が支配。組織的に人間を「食用児」として飼育・管理して食べる、恐ろしい存在です。物語が進展する中で、知性鬼が知能を保てるのは人間を食べているからであることが発覚します。

異質の鬼

鬼であるにもかかわらず人を食べない、異質の鬼も存在します。物語に登場したのはムジカやソンジュという鬼であり、彼女たちは宗教上の理由から人間を食べません。エマ達と初めて出会った時にも襲うことは全くなく、彼女たちを助けてくれました。また、ムジカは人間を食べなくても知性を保っていられる「邪血の少女」と呼ばれる非常に珍しい鬼であり、彼女の存在は物語の進展において非常に重要な意味を持ちます。