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2021.09.02更新

椎名林檎 全アルバム解説!19年11月13日リリース「ニュートンの林檎 ~初めてのベスト盤~」など全作品をご紹介

画像出典:Spotify

2019年11月13日にリリースされた椎名林檎のオールタイムベストアルバム「ニュートンの林檎 ~初めてのベスト盤~」。本作は「丸の内サディスティック」や「ギブス」、「幸福論」などの人気曲をはじめ、「公然の秘密」や本作のための書き下ろされた新曲まで、これまでの椎名林檎の作品の中から全30曲が収録された2枚組仕様のアルバムです。プロフィールやアルバム全14作品をご紹介します。

椎名林檎の最新・人気アルバムを解説


椎名林檎 オールタイムベストアルバム

ニュートンの林檎 ~初めてのベスト盤~

2019年11月13日にリリースされた椎名林檎のオールタイムベストアルバム。

本作はリスナーからの支持が高い「丸の内サディスティック」や「ギブス」、「幸福論」などの人気曲から2019年10月放送のテレビドラマ『時効警察はじめました』の主題歌「公然の秘密」や本作のための書き下ろされた新曲まで、これまでの椎名林檎の作品の中から全30曲が収録された2枚組仕様となっています。また収録音源は井上雨迩が最新技術でミックスを施したリニューアルバージョンとなっており、聴き応え満点の椎名林檎初めてのベスト盤です。


椎名林檎 6th〜4th オリジナルアルバム

椎名林檎 6thオリジナルアルバム『三毒史』

https://open.spotify.com/album/63Rlb5fLx1PYeqY87U5HkY?si=d2YNFuSpRh-SBOdGXvcwmw

2019年5月27日にリリースされた椎名林檎の6thオリジナルアルバム。前作『日出処』から約4年半ぶり、デビュー21周年記念日にリリースされたオリジナルアルバムです。

偶数曲に男性アーティストとのデュエット曲が入ったこのアルバムには、エレファントカシマシ宮本浩次とデュエットした「獣ゆく細道(The Narrow Way)」、BUCK-TICK櫻井敦司とデュエットした「駆け落ち者」、ZAZEN BOYS向井 秀徳とデュエットした「神様、仏様」、ウルフルズトータス松本とデュエットした「目抜き通り」など全13曲が収録されています。

椎名林檎 5thオリジナルアルバム『日出処』

2014年11月5日にリリースされた椎名林檎の5thオリジナルアルバム。前作『三文ゴシップ』から約5年半ぶりにリリースされたオリジナルアルバムです。

本アルバムには、フジテレビドラマ『鴨、京都へ行く。〜老舗旅館の女将日記〜』の主題歌として書き下ろした「いろはにほへと」、女性が体験する絶望、希望、寂しさ、喜びなどの瞬間を描いた「ありきたりな女」、TBSドラマ『スマイル』主題歌「ありあまる富」など全13曲が収録されています。

椎名林檎 4thオリジナルアルバム『三文ゴシップ』

2009年6月24日にリリースされた椎名林檎の4thオリジナルアルバム。前作『加爾基 精液 栗ノ花』から約5年4ヶ月ぶりにリリースされたオリジナルアルバムです。

活動休止前のロックサウンドとは路線を変え、ブラックミュージックにフォーカスを当てた本アルバムには、レキシ池田貴史が参加した「労働者」、音楽監督も担当した映画『さくらん』の主題歌「カリソメ乙女」、アルバムリード曲「旬」、NHK『みんなのうた』(2009年6月〜7月)提供曲「二人ぼっち時間」など全14曲が収録されています。

椎名林檎 3rd〜1st オリジナルアルバム

椎名林檎 3rdオリジナルアルバム『加爾基 精液 栗ノ花』

2003年2月23日にリリースされた椎名林檎のサード・オリジナルアルバム。前作『勝訴ストリップ』から約3年1ヶ月ぶりにリリースしたプラチナ認定のオリジナルアルバムです。

過去にリリースした曲をサンプリングして作った「ドツペルゲンガー」、先行シングル「茎(STEM)〜大名遊ビ編〜」のアルバムバージョン「茎」、電子ドラムを使用した「おこのみで」、16歳のときに制作した「葬列」の全11曲が収録されています。

椎名林檎 2ndオリジナルアルバム『勝訴ストリップ』

2000年3月31日にリリースされた椎名林檎のセカンド・オリジナルアルバム。前作『無罪モラトリアム』から約11ヶ月ぶりにリリースされ、ダブルミリオン認定のオリジナルアルバムです。

オリコン週間アルバムランキングで初の1位を獲得した本アルバムには、ミリオン認定されたシングル曲「ギブス」、それと同時リリースされたシングル曲で、BLANKEY JET CITY浅井健一がエレキギターと歯笛で参加したロックバラード「罪と罰」、ナース服姿でガラスを叩き割るPVに度肝を抜いたミリオン認定シングル「本能」など全13曲が収録されています。日本レコード大賞ベストアルバム賞、日本ゴールドディスク大賞ロック・アルバム・オブ・ザ・イヤーも受賞しています。

椎名林檎 1stオリジナルアルバム『無罪モラトリアム』

1999年2月24日にリリースされた椎名林檎のファースト・オリジナルアルバム。ロングヒットを続けミリオン認定された初めてのオリジナルアルバムです。

歌謡曲をはじめ、グランジ、ジャズ、パンクなどジャンルを問わず椎名林檎が10代の頃に書いた曲で構成され、本アルバムには、サントリー 『ザ・カクテルバー ミモザ クラッカー篇』CMソングにもなった「歌舞伎町の女王」、拡声器を使用して歌う姿が印象的な「幸福論(悦楽編)」、多数のアーティストにカバーされテレビ朝日『ミュージックステーション』に初出場することになった読売・日本テレビ『ダウンタウンDX』ED「ここでキスして。」、アコギとバイオリンの弦の美しい音色が響く「同じ夜」など全11曲が収録されています。


椎名林檎 その他コンピレーション・カバー・ライブアルバム

椎名林檎 1stカバーアルバム『唄ひ手冥利〜其ノ壱〜』

2002年5月27日にリリースされた椎名林檎初の2枚組、ファースト・カバーアルバム。本アルバムのDISC1であり亀田誠治のプロデュースによるロックアレンジの亀pact discにはスピッツ草野マサムネとデュエットした「灰色の瞳」、マリリン・モンローの主演映画『お熱いのがお好き』の劇中歌「i wanna be loved by you」、太田裕美の70年代ヒットソング「木綿のハンカチーフ」、The Beatlesの「yer blues」などの全9曲、森俊之がアレンジを担当した森pact disc(DISC2)には、イブ・モンタンエディット・ピアフが歌った「枯葉」、宇多田ヒカルとデュエットしたカーペンターズの「i won’t last a day without you」、実兄・椎名純平とデュエットしたマーヴィン・ゲイタミーテレルによるR&Bナンバー「玉葱のハッピーソング」、ジョン・レノンの名曲「starting over」など全9曲が収録されています。

椎名林檎 コラボベストアルバム『浮き名』

2013年11月13日にリリースされた椎名林檎のコラボ・ベストアルバム。1998年から2013年までに男性アーティストとコラボレーションした曲をまとめたアルバムです。

ZAZEN BOYS向井秀徳が作詞作曲した「CRAZY DAYS CRAZY FEELING」「You make me feel so bad」、MO’SOME TONEBENDER百々和宏が作詞作曲した「ロッキンルーラ」、中田ヤスタカがアレンジした書き下ろし曲「熱愛発覚中」、元BLANKEY JET CITY浅井健一が作詞作曲した「危険すぎる」、テイ・トウワが作詞作曲した「APPLE」など全16曲が収録されています。

椎名林檎 1stコラボレーションアルバム『平成風俗』

2007年2月21日リリースした椎名林檎の作品でバイオリンやオーケストラアレンジ、指揮などを手がける斎藤ネコとの共同名義コラボレーションアルバム。

椎名林檎が音楽監督を担当した映画『さくらん』の制作から発展した本アルバムには、『さくらん』の予告編映像に使われた「ギャンブル」、英語バージョンにアレンジした「茎 stem」、古典楽器と打ち込みを融合させて制作された「ハツコイ娼女」、東京事変の楽曲をセルフカバーした「夢のあと」、実兄・椎名純平とデュエットした「この世の限り」など全14曲が収録されています。

椎名林檎 カップリング集『私と放電』

2008年7月2日リリース。椎名林檎デビュー10周年記念にリリースされた2枚組のカップリング集です。ファンから人気の高かったアルバム未収録曲やシングルのカップリング曲などが収録されたこのアルバムには、Disc1に『幸福論』に収録されていた「すべりだい」、『ここでキスして。』に収録されていた「リモートコントローラー」「眩暈」、『罪と罰』に収録されていた「17」「君ノ瞳ニ恋シテル」など全11曲、Disc2に『絶頂集』に収録されていた「メロウ」「不幸自慢」「喪@CェNコ瑠ヲェWァ」「膨らんできちゃった」「はいはい」「光合成」、『真夜中は純潔』に収録されていた「愛妻家の朝食」「シドと白昼夢」など全14曲が収録されています。

椎名林檎 ライブアルバム『蜜月抄』

2013年11月13日リリース。椎名林檎デビュー15周年にして初めてのライブアルバムです。デビューから2013年までに行ったライブ音源の中からヘビーユーザーに人気の高い曲を中心にセレクトしたこのアルバムには、ライブ<下剋上エクスタシ>から「本能」「積木遊び」「あおぞら」、<座禅エクスタシー>から「歌舞伎町の女王」「茜さす、帰路照らされど・・・」、<Ringo EPO 08>から「茎(STEM)」「この世の限り」など全16曲が収録されています。また2009年に放送されたNHK『SONGS』で歌った「ありあまる富」も初めて収録されました。

椎名林檎 2ndセルフカバーアルバム『逆輸入 〜航空局〜』

2017年12月6日リリース。前作『逆輸入 〜港湾局〜』から約3年半ぶりにリリースされた椎名林檎のセカンド・セルフカバーアルバムです。

『かんぽ生命』のCMソングで高畑充希に提供した「人生は夢だらけ」、ともさかりえに提供した「少女ロボット」、石川さゆりに提供した「暗夜の心中立て」「名うての泥棒猫」「最果てが見たい」、アニメ『昭和元禄落語心中』主題歌で林原めぐみに提供した「薄ら氷心中」、舞台『エッグ』劇中歌で野田秀樹に提供した「重金属製の女」、TBSドラマ『カルテット』主題歌でDoughnuts Holeに提供した「おとなの掟」、SMAPに提供した草彅剛主演フジテレビ『銭の戦争』主題歌「華麗なる逆襲」など全11曲が収録されています。

椎名林檎 1stセルフカバーアルバム『逆輸入 〜港湾局〜』

2014年5月27日リリース。椎名林檎デビュー15周年の企画作品のラストにリリースされた初のセルフカバーアルバムです。

他アーティストに提供した曲をセルフカバーしたこのアルバムには、PUFFYに提供した「主演の女」「日和姫」、広末涼子に提供した「プライベイト」、SMAPに提供した「真夏の脱獄者」、栗山千明に提供した「青春の瞬き」「決定的三分間」ともさかりえに提供した「カプチーノ」など全11曲が曲ごとに異なるアレンジャーを迎えて収録されています。