2024.01.10更新

『東京卍リベンジャーズ』稀咲鉄太(きさきてった)とは?衝撃死亡シーンとそれまでの経緯などを紹介

『東京卍リベンジャーズ』に登場する稀咲鉄太(きさきてった)についてご紹介。本記事では稀咲の過去や正体、能力についてなど幅広く解説していきます!

『東京卍リベンジャーズ』稀咲鉄太(きさきてった)の正体

野望達成のためには手段を選ばない狡猾な性格

稀咲は日本最大の犯罪組織を作るために、自分の手を汚さず裏であらゆるチームを牛耳ろうと目論むのでした。

そして、そのために未来でアッくんの弱みを握って、タケミチを駅のホームから突き落として殺そうとしたり、キヨマサをけしかけドラケンを殺害したりします。また、血のハロウィンでは一虎を使って邪魔者である場地を殺害しようとしました。さらに、天竺との抗争である関東事変においては、マイキーを絶望させるために妹のエマを自ら手にかけます。

稀咲はこうした計画を実行させるために、愛美愛主や東京卍會、天竺などさまざまな場所で暗躍し、人々の心の隙間に入りこむことで、自らの手を汚さず自分の計画を実行させる狡猾な性格の持ち主です。そして、そんな稀咲が目をつけたのが、日本中の不良の頂点に立つカリスマを持つと見込んだマイキーでした。

稀咲はマイキーを自分の手中に収め、思い通りに操れる傀儡(かいらい)とするために、あらゆる手段を使って多くの人々を不幸に陥れます。

稀咲鉄太(きさきてった)はタイムリーパー!?

タイムリープして過去を変え、未来に戻るタケミチは、何度もヒナやアッくんが死ぬところを目撃します。また、血のハロウィンの後、東京卍會が巨悪化したことや、聖夜決戦後にマイキーが東京卍會のメンバーを皆殺しにする未来を見て、タケミチは絶望のどん底に突き落とされます。

そんな状況が続いたため、タケミチは稀咲も自分と同じタイムリーパーではないかと疑いをかけるようになるのです。そして、関東事変でイザナと鶴蝶(カクチョー)が倒れた後、半間の手ほどきでその場から逃げ去ろうとします。

タケミチはなんとか稀咲に追いつき、自分と同じタイムリーパーではないかと突きつけますが、そうではありませんでした。稀咲は自分の計画が失敗に終わる度に、新たな計画を練って実行に移していただけなのです。これまでの行動に違和感を覚えた稀咲は、タケミチがタイムリーパーであることに納得。

しかし、タケミチに自分の正体を明かそうとしたとき、後ろから走ってきたトラックに跳ねられ絶命します。巨悪の最後としては、非常にあっけないものだったといえるでしょう。

『東京卍リベンジャーズ』稀咲鉄太(きさきてった)とヒナの関係

同じ塾に通っていたヒナに恋心を抱く

稀咲とヒナは小学校時代、同じ塾に通っていた同級生でした。成績は全国トップレベルで神童といわれていた稀咲ですが、同級生の女子からは煙たがられます。しかし、ヒナだけは稀咲と一緒に帰るなど、分け隔てなく接してくれたことから、いつしかヒナに恋心を抱くようになります。

小学校6年生のある日、ヒナは公園で猫をいじめる中学生に抗議しますが、逆に泣かされてしまうことに。近くにいた稀咲は、ヒナがいじめられる姿を見ることしかできません。しかし、そのとき小6のタケミチがさっそうと現れ、中学生にキックを喰らわせます。

ケンカが弱いタケミチは返り討ちにあいますが、勝てないとわかっている相手に果敢に挑む姿にヒナは感動し、彼に恋心を抱くようになるのでした。ヒナにとってヒーローだったタケミチ。稀咲はその後、タケミチの後を追いまわすようになります。

ある日、タケミチが友人のタクヤに、日本一の不良になると言っていたのを聞いた稀咲。ヒナを自分のものにするためには、自分自身が日本一の不良になることがヒーローになる条件で、それがヒナを手に入れる方法であるという考えに達するのでした。

そして、それを実現するための道具として、マイキーをはじめとしたあらゆる人物を利用しようと企てるのでした。その後は、さまざまな計画を実行し、東京卍會のNo.2まで上り詰めます。

フラれた腹いせにヒナを殺害

東京卍會のNo.2になり、事実上日本一の不良になった稀咲は、大人になったヒナに告白します。しかし、タケミチのことが忘れられないヒナは、稀咲の誘いを断るのでした。

ヒナにフラれた稀咲は、自分の手に入らないなら殺すという結論に達し、暴力団同士の抗争にみせかけ彼女を殺害します。またその後も、タケミチがタイムリープをして過去を変える度に同じようにフラれ、部下であるアッくんに彼女を殺害するよう命じて、ヒナが乗っていた車に別の車を激突させ殺害するのでした。

タケミチが何度タイムリープしても、ヒナが死ぬ運命が変わらなかったのは、稀咲が自分の思うようにならないために殺害していたからなのです。ヒナを殺害し続けるのは、稀咲の歪んだ執着心が原因だといえるでしょう。