2024.01.09更新

『東京卍リベンジャーズ』全巻ネタバレまとめ !重要キャラを踏まえながら最新巻までを徹底解説

『東京卍リベンジャーズ』(とうきょうりべんじゃーず)は、週刊少年マガジンにて2017年より連載中の漫画。2021年4月からはアニメ放送が始まり、同年7月からは実写映画化、8月には舞台化も予定されています。ここでは、『東京卍リベンジャーズ』の漫画全25巻のあらすじを主要キャラの解説も含めながら解説します。(ネタバレあり)

『東京卍リベンジャーズ』概要

『東京卍リベンジャーズ』は2017年より週刊少年マガジンにて連載中の和久井健による漫画作品。2021年4月にはライデンフィルムによってアニメ化が実現し、映画化や舞台化も予定されている人気作です。26歳のダメフリーター・花垣武道は、偶然かつての彼女である日向が暴走族の抗争に巻き込まれ死亡したことを知ります。そして自分自身も電車のホームで何者かに突き落とされ、死を覚悟した瞬間になんとタイムリープ。人生の絶頂期だった12年前に戻り、日向の運命を変えるべく奮闘します。

『東京卍リベンジャーズ』主要キャラクター紹介

花垣武道(タケミチ)

本作の主人公。現在は26歳の冴えないフリーターであり、中学時代が人生の絶頂期でした。かつての彼女だった橘日向の死をニュースで知り、自分も殺されかけた際に12年前へ謎のタイムリープをしました。喧嘩は決して強くありませんが、日向の運命を変えるために過去と現代を行き来して奮闘します。

橘日向(ヒナ・ヒナタ)

タケミチが中学時代に付き合っていた恋人。暴走族の抗争に巻き込まれ、26歳の時に死亡してしまいました。優しくて明るい、曲がったことが嫌いな強い女性です。彼女もタケミチのことを本当に好きだった様子であり、過去に戻ったタケミチが迷ったり悩んだりした時には常に寄り添い、励まし続けてくれます。

佐野万次郎(マイキー)

暴走族グループ・東京卍會の総長。一見すると小柄ですが喧嘩には非常に強く、「無敵のマイキー」としてメンバーからは頼りにされている存在です。過去に戻ったタケミチと出会い、彼のことをなぜか気に入るように。高いカリスマ性を持っており、そのことで稀咲たちの陰謀に巻き込まれることにもなります。

稀咲鉄太

愛美愛主の幹部や東京卍會の参番隊隊長、天竺の総参謀など、その時々で姿を変える謎多き人物。喧嘩の腕は全くなく精神的にもあまり強くないのですが、頭が非常に切れるため様々な策略を張り巡らせて暗躍します。タケミチがどんなに頑張ってもなぜか日向を救うことができないのには、彼の陰謀が関係していました。

龍宮寺 堅(ドラケン)

東京卍會の副総長。こめかみに入った龍の刺青と金の辮髪が印象的な、マイキーの相棒です。勝気で血の気の多いヤンキーらしい面もありますが、普段は冷静で非常に落ち着きのある性格をしています。東京卍會の創設当初から、熱くなってしまいがちなマイキーのストッパーとしての役割を担ってきました。

橘直人(ナオト)

日向の弟。タケミチがタイムリープを始める前には、日向と同様に死んでしまっていました。タケミチがタイムリープをするためには、直人と握手をすることが必要です。姉の日向を救うためにタケミチのタイムリープを手伝い、現代と過去両方で重要な役割を担っています。また、現代における彼の職業は警察官です。

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ある日突然タイムリープに目覚めたタケミチ

26歳の冴えないフリーターである花垣武道(タケミチ)。彼はある日、中学時代の彼女・橘日向と弟・直人が暴走族グループ「東京卍會」の抗争に巻き込まれて死亡したことを知ります。その翌日、タケミチは謎の人物に電車のホームから突き落とされて死を覚悟。しかしその直後、12年前の2005年7月4日にタイムリープします。そこでカツアゲされている直人を助けたタケミチでしたが、その瞬間現代の駅のホームに帰還。大人になった直人の助けにより、突き落とされたタケミチは助かったのでした。

 再び過去へ向かうタケミチ

現代の直人は、2017年7月1日に日向がやはり死んでしまっていることをタケミチに告げ、タイムリープで姉を助けてほしいと依頼します。そしてタケミチは過去に戻り、東京卍會における現2トップの佐野稀咲が出会うことを阻止することに。
しかし過去に行ったタケミチは、東京卍會のメンバーであるキヨマサにより半殺しにされてしまいます。絶体絶命の状況でも、日向のために決してあきらめないタケミチ。するとそこに、東京卍會のトップ・佐野(マイキー)が現れます。

深まるマイキーとの仲

キヨマサを蹴り一発で沈めた佐野。そしてなぜか、タケミチのことを気に入ります。なんとか無事にやり過ごせたタケミチは、マイキーと稀咲の出会いを阻止する方法について改めて思案。すると佐野が突然学校に現れ、タケミチを連れて行こうとします。
日向はマイキーがタケミチの悪い友人だと思いビンタを一発。一触即発の空気になりますが、最終的には誤解であったことが分かり、日向とマイキーたちは仲直りしたのでした。

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マイキーが変わった理由は?

タケミチは、どうしてもマイキーが悪い奴だと思えません。現代に戻って直人と会ったタケミチは、自分の能力が「12年前の同じ日に戻る力」であることを知らされます。そして千堂が捕まった過去を変えたことで、現代では東京卍會の幹部になっていることを知りました。現代の千堂に話を聞き、タケミチを突き落としたのが彼であること、そしてドラケンが死んだことでマイキーが変わったことが発覚。

ドラケンの死の原因は?

ひと通り話をした後、千堂はビルから飛び降りて自殺してしまいます。
その後直人との調査によって、2005年8月3日にドラケンが死亡することを知ったタケミチ。しかし死亡の原因が愛美愛主(メビウス)との抗争なのか、東京卍會の内部抗争なのかが分かりません。そのためタケミチは自分を付き人にするようにドラケンに頼んだのですが、あっさりと拒否されてしまうのでした。そして現代に戻ったタケミチは、愛美愛主に関する調査を始めます。

愛美愛主との抗争を止めようと奮闘するタケミチ

タケミチは、現代の愛美愛主総長・長内に12年前の抗争に関する話を聞こうとしますが、長内は重要な情報を持っていません。長内はドラケンを殺したのが自分達ではない、愛美愛主との抗争はきっかけに過ぎなかった、などと話します。
「長内を利用し、誰かが東京卍會の内部抗争を引き起こした」との直人の推測に従い、過去でマイキー達に愛美愛主との抗争をやめるよう働きかけるタケミチ。しかしマイキーは方針を変えようとしません。その時、長内が仲間を連れて現れます。

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マイキーとドラケンの仲たがい

マイキーやドラケンによってあっさりと長内は倒されますが、パーちんは持っていたナイフで長内を刺してしまいます。自首しようとするパーちんをマイキーが説得して逃走。しかしパーちんは結局警察に捕まってしまいました。ドラケンは自首したいというパーちんの覚悟を無にしたマイキーに腹を立てます。そして東京卍會は、マイキーとドラケンの仲たがいによって分裂する危機を迎えたのでした。

ドラケンの危機

マイキーとドラケンの仲が険悪になっていることを知り、タケミチは何とか二人の仲をもとに戻そうとします。何とか2人の仲を修復したタケミチは浮かれ、日向と夏祭りに出かけることに。しかし実はまだ両派閥のメンバーが納得しておらず、ドラケンを誰かが狙っているとの情報が入ります。何とかしてこのことを伝えようと走るタケミチ。しかし道中で愛美愛主と共にいるキヨマサに見つかりボコボコにされてしまうのでした。

紛糾する東京卍會の内部抗争

日向の支えもあり再びドラケンを助ける決心を固めたタケミチは、途中で三ツ谷と合流してドラケンのもとに向かいます。愛美愛主と戦うドラケン。そこにタケミチや三ツ谷、そしてマイキーもかけつけます。しかし長内のいない間愛美愛主を仕切っている半間も現れ、さらには東京卍會のメンバーも駆け付けたことで大乱闘に発展。そんな中、タケミチは様子がおかしいキヨマサを見つけます。そしてその近くには、倒れているドラケンの姿があったのでした。

『東京卍リベンジャーズ』第4巻あらすじ、ネタバレ

タケミチはキヨマサに戦いを挑む

キヨマサに刺されたドラケンを背負い、必死に救急車へと向かうタケミチ。しかしその道中で、再びキヨマサに見つかってしまいます。ナイフで左手を刺されながらも必死にキヨマサの首を絞めて気絶させたタケミチは、ぎりぎりの状態ながらも仲間の助けを受けながら何とかドラケンを救急車まで運んだのでした。しかしドラケンの容体は悪く、病院に到着する前に心配停止状態になってしまいます。

とうとう現代に日向が生存

ドラケンは一時期危ない状況でしたが、手術は無事に成功。タケミチはドラケンのお見舞いに行き、そこで東京卍會の特攻服をもらいます。現代に戻ることを決意したタケミチは、戻る前に日向へネックレスをプレゼントをしました。そしてタケミチが現代に戻ると、なんと日向が生きていることを知らされます。タケミチは自分の刺された左手を確認し、タイムリープは実際に発生していたことを確信したのでした。

変わっていなかった運命

タケミチは直人に日向が死ぬはずだった抗争が発生していないことを確認し、いよいよ彼女に会いに行きます。なかなか上手に話せない二人を、ドライブに連れていく直人。公園で2人きりになりますが、そこで日向から、タケミチが日向を振っていたことを知らされます。混乱しトイレに行くタケミチ。すると日向のもとへ千堂の運転する車が突っ込んできます。結局タケミチは、日向をまた死なせてしまったのでした。