『東京卍リベンジャーズ』(とうきょうりべんじゃーず)は、週刊少年マガジンにて2017年より連載中の漫画。2021年4月からはアニメ放送が始まり、同年7月からは実写映画化、8月には舞台化も予定されています。ここでは、『東京卍リベンジャーズ』の漫画全25巻のあらすじを主要キャラの解説も含めながら解説します。(ネタバレあり)
『東京卍リベンジャーズ』第17巻あらすじ、ネタバレ
天竺との抗争に動き出す東京卍會
時は少し戻り、聖夜決戦翌日。乾はマイキーに、「タケミチを黒龍の十一代総長に指名する」との気持ちを話していました。そのことを思い出しながら、東京卍會の特攻服を身に着ける乾。
東京卍會の集会が開かれ、2月22日に天竺との抗争が決まります。翌日、真一郎の墓参りに向かう乾とタケミチ。そこに黒川イザナが来て一触即発のムードになりますが、エマと一緒にマイキーも現れその場を収めました。タケミチとエマを墓地の外に待たせ、マイキーは黒川イザナと話します。
エマの死
タケミチと墓場の外で待つエマを、バイクで稀咲が襲撃。ここでタケミチは、何度過去を繰り返してもマイキーがおかしくなってしまうのは、エマの死に原因があると直感します。
エマを背中に乗せ、病院へ向かうマイキー。彼はエマを必死に励ましますが、とうとう息を引き取ってしまうのでした。黒川イザナは、エマ襲撃に主犯である稀咲の替え玉を出頭させます。病院に駆けつけてエマの遺体を見たドラケンは、彼女を守れなかったマイキーを許せず、ただただ殴り続けるのでした。
タケミチを先頭に一丸となる東京卍會
エマの死にショックを受けたマイキーとドラケンは、天竺との抗争どころではありません。乾達東京卍會のメンバーも、こんな状態で戦うの避けるべきだと考えている様子。しかしタケミチは、天竺との戦いを強行すると聞きません。
総長でもないタケミチが勝手に戦いをしようとしていることに、東京卍會メンバーからは不満が続出。しかしそれでも一歩も引く気のないタケミチの覚悟に、東京卍會は天竺との戦いを決断したのでした。
『東京卍リベンジャーズ』第18巻あらすじ、ネタバレ
東京卍會と天竺の抗争が勃発
天竺の待つ約束の場所に、時間になっても現れない東京卍會。天竺の鶴蝶は「もう東京卍會は来ない」と黒川イザナに言います。しかし、その場に、タケミチを先頭に東京卍會のメンバーが登場したのでした。魁戦(さきがけせん)として行われた班目とのタイマンに勝利したぺーやん。これをきっかけとして、両陣営の入り乱れた戦いが始まります。ぺーやんは勢いに乗って天竺を圧倒しますが、黒川イザナによって一撃で倒されてしまうのでした。
乾の前に立ちはだかるココ
天竺の四天王たちとそれぞれ向き合う、東京卍會の幹部メンバーたち。乾の前に立ちはだかったのは、なんと連れ去られたはずのココでした。「東京卍會は金にならない」と、乾を天竺に誘うココ。しかし乾は拒否し、「いつまで赤音(あかね)にこだわってんだよ」と告げます。
ココは乾の5歳年上の姉である赤音に恋をしていたのですが、乾の自宅が火事にあったことで彼女は重度のやけどを負ってしまっていたのでした。
天竺の「極悪の世代」に苦戦する東京卍會メンバーたち
ココは赤音のために金持ちを相手にした少年の犯罪集団を作り大金を稼ごうとしましたが、間に合わず彼女は他界。そのことを、ココはずっと気にしていたのでした。
天竺には黒川イザナが少年院で出会った極悪の世代がそろっており、東京卍會のメンバーたちは苦戦を強いられます。「東京卍會なんてどう足掻いたところで無駄」と告げる黒川イザナ。タケミチも鶴蝶を相手に全く敵わず、稀咲の所までに到達するのは困難な状況でした。
『東京卍リベンジャーズ』第19巻あらすじ、ネタバレ
アングリーの覚醒
灰谷兄弟に挑む八戒とアングリーの「末っ子同盟」でしたが、苦戦を強いられます。追い詰められたアングリーは、泣き出してしまいました。しかし泣き出した瞬間、アングリーは覚醒。灰谷兄弟をあっという間に倒します。
さらにアングリーは望月、ムーチョを瞬殺。東京卍會は一気に勢いづきます。ムーチョは短刀でアングリーを刺そうとしますが、味方の鶴蝶によって阻止され倒されてしまうのでした。
天竺の前に立ちはだかるタケミチ
鶴蝶はアングリーや乾、千冬までも一気に倒し、タケミチに迫ります。ボコボコにされ、満身創痍のタケミチ。自分が倒れればもう東京卍會の敗北が決まる状況に、タケミチは燃えます。タケミチに気圧され、動けなく鶴蝶。しかしそこに稀咲が来て、銃をタケミチに向けたのでした。
しかし、今のタケミチにそんな脅しは通用しません。稀咲は焦ってタケミチを殴り倒します。それでもタケミチは仲間たちから励まされることで再び立ち上がり、天竺の前に立ちはだかるのでした。
マイキーとドラケンの復活
和解を申し出る稀咲でしたが、現代での惨状を覚えているタケミチは、止まりません。しかしそこへ割って入る、黒川イザナ。さすがにイザナには敵わないタケミチですが、決してあきらめず向かっていきます。
するとそこへ、絶望の底にいたはずのマイキーとドラケンが駆け付けます。2人を再び戦場に戻したのは、日向でした。日向は、12年後に自分が死ぬ話を2人にしたのです。マイキーとイザナが、とうとうぶつかります。
『東京卍リベンジャーズ』第20巻あらすじ、ネタバレ
マイキー対イザナ
マイキーは、イザナとタイマンで決着をつけようとします。しかし、イザナに蹴りを見切られてしまい、攻撃を受けるマイキー。無敵と思われていたマイキーの想定外の苦戦に、周囲は動揺します。鶴蝶は「孤独がイザナの強さ」と話し、「これ以上やってはだめだ」というリミッターがない人を殺す拳だと語りました。
しかしマイキーは動じることなく、「オマエはどこまで自分を孤独(ひとり)だと決めつける?」とイザナに問いかけます。
稀咲の拳銃
イザナに心を開くよう説得するマイキーでしたが、イザナは聞き入れません。しかしイザナの攻撃はもうマイキーに届かず、マイキーが優勢になります。もうマイキーには敵わないと判断したイザナは、稀咲の拳銃を強奪。しかし鶴蝶は、そんなイザナを止めます。忠心から行動した鶴蝶でしたが、イザナはそんな彼を殺すように、天竺幹部に命令しました。しかしそこで稀咲が銃を手を取り、鶴蝶に発砲。さらに追い打ちをかけようとしますが、鶴蝶をかばったイザナが銃撃を受けます。
逃げる稀咲
3発の銃撃を浴びたイザナは死亡。そんな彼に寂しい思いはさせまいと鶴蝶は、「すぐそっちに行くから」とイザナの手を取り、そばに行きます。降り始めた雪の中、鶴蝶は孤児院でイザナと一緒に「最強の国」を創る計画を立てたことを、思い出していました。
「この場は俺が収める」と、東京卍會・天竺の全メンバーに解散を告げるマイキー。稀咲は腰が抜けて動けない様子でしたが、バイクで現れた半間が彼を拾い逃走しました。タケミチとドラケンは、稀咲たちを追走します。