2024.01.09更新

『東京卍リベンジャーズ』全巻ネタバレまとめ !重要キャラを踏まえながら最新巻までを徹底解説

『東京卍リベンジャーズ』(とうきょうりべんじゃーず)は、週刊少年マガジンにて2017年より連載中の漫画。2021年4月からはアニメ放送が始まり、同年7月からは実写映画化、8月には舞台化も予定されています。ここでは、『東京卍リベンジャーズ』の漫画全25巻のあらすじを主要キャラの解説も含めながら解説します。(ネタバレあり)

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続く乱戦の中、九井は?

イヌピーの訴えを聞いて、関東卍會を辞める決意をした九井は、葛藤を振り切ってイヌピーに加勢することを決めます。ワカとベンケイを相手取る勝ち目のない戦いに乗ってこそ親友、と笑う二人の風向きは変わりつつありました。しかし、その頃。マイキーの元に辿り着いたパーちんは既に敗れ、三ツ谷や八戒といった東京卍會の面々も半間に倒されてしまいます。

戦いの最中で見えた、未来のビジョン

次々にマイキーに敗れる東京卍會の面々に、焦りを募らせる武道は鶴蝶に殴り飛ばされた弾みで線路に触れます。すると、突然脳内に流れ込んだ未来のビジョンにより、春千代の策謀でもうじきこの場に列車が突っ込んできて、全員引かれて死んでしまうという恐ろしい事実を知ってしまいました。武道はこれを食い止めようとレール沿いに走り出します。すると、対峙していた鶴蝶が激昂して武道を追走。しかし、武道の訴えを聞いた鶴蝶はその覚悟に息を呑み、一時協力して春千代を止めることになりました。

列車を暴走させようとする春千代

春千代を止めるべく立ち向かうものの、武道を庇った鶴蝶は斬り付けられてしまいます。列車内で死闘を繰り広げるものの、未来視によってギリギリで攻撃をかわす武道を見て春千代が零した「お前もタイムリーパーなのか?」と言う言葉に武道は動揺。列車に飛び込んできた鶴蝶に助けられますが、列車は動き出してしまいました。武道を車内から投げ出した後に、鶴蝶は必死でブレーキを握ります。鶴蝶のお陰でやがて列車は動きを止めて事なきを得るものの、鶴蝶は出血多量により息を引き取っていたのでした。失意の武道でしたが、なんと太寿という援軍が駆け付けたことにより、武道は遂にマイキーの元に辿り着きます。

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マイキーに立ち向かう武道

未来のマイキーに助けることを約束して過去に戻ってきた、と語る武道の言葉を静かに聞くマイキー。武道に続こうと東京卍會の面々は再度立ち上がり、一斉に掛け声を上げるのでした。しかし、黒い衝動を解放したマイキーには既に敵味方は関係なく、春千代と半間を立て続けに蹴り飛ばすと、東京卍會の面子に再度襲い掛かります。やがて辺り一面を全て蹴散らしてしまったマイキーに、最早かつての面影はありませんでした…。

幼い日のマイキー、その生い立ち

三歳の時に父を亡くしたマイキーは、母の手で育てられました。病弱の母もまた、マイキーを残して亡くなってしまいますが、「弱い奴が嫌い」だったマイキーは母の死に涙する自分を叱咤し、成長するにつれ涙を流すことを自分に禁じるようになっていきます。弱い奴はすぐ泣くから自分は泣かない。「強い奴」が好きなマイキーは東京卍會創立メンバーのことが大好きで、この面子とずっといっしょに居られると信じていたのです。真一郎の事件が起きてしまうまでは…。

マイキーの運命を変えた二人

真一郎を亡くした心の穴を埋めるように全国制覇に乗り出したマイキーは、武道と稀咲に出会いました。稀咲に出会った頃、既に自分の中に黒い何かが存在することに気付いていたマイキーは、稀咲に自分のそんな部分と付き合ってほしいと頼みます。マイキーは自分に必要なのは闇だと考えており、稀咲がそれを支えてくれると考えていたのです。しかし、闇に身を委ねて一虎を殺そうとしたマイキーを武道が止めました。そして武道は今再び、黒い衝動に身を委ねるマイキーを身を挺して止めようとしているのでした。黒い衝動とは一体何なのか、疑問の尽きない中でマイキーは「真一郎はタイムリーパーだ」と衝撃の事実を告げるのでした。

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黒い衝動は、真一郎の愛から生まれた

武道がタイムリーパーになる以前の世界でマイキーは階段から転落し、植物人間となってしまう凄惨な人生を辿っていました。その数年後に幼くして亡くなったマイキーの介護生活で真一郎は心身をすり減らしており、マイキーの死を受け入れられない真一郎は藁にも縋る想いでタイムリーパーの噂を辿り、力を手に入れます。しかし、真一郎はこの際タイムリープの能力を持っていた浮浪者を殺すことで力を手に入れてしまったのです。このときの後悔は、やがて黒い衝動へと成り果てるのでした。

タイムリーパーとなった真一郎

タイムリープの力によりマイキーは生き返るものの、その後、タイムリープ能力を譲渡していた真一郎がタイムリープを繰り返すことはなく、一虎に殺されてしまいます。そして、真一郎から能力を譲渡された相手こそが幼い日の武道だったのです。真一郎が人を殺したことで生まれた呪い「黒い衝動」により周りの人間も不幸にする。それこそマイキーが周囲と距離を置いた理由でした。すべてを知った武道は「黒い衝動をぶっ潰す」と言い放ち戦いを再開し、その果てにマイキーはかつての彼らしさを取り戻しました。しかし、武道はマイキーの手を握ったままで既に冷たくなっていたのでした。

武道の死!? 物語はフィナーレへ

武道の死にむせび泣くマイキー。しかし、武道の死に際にタイムリープ能力が発動し、武道が目を覚ますと小学生時代まで戻っていました。慌てて外に飛び出した武道が佐野家へと向かうと、場地とエマ、真一郎が生きており、更にマイキーは未来の記憶を保持していたのです。今度は武道だけではなく、マイキーとふたりでタイムリープしたことに気付いた二人は再会を喜び合い、今度はふたりでリベンジを成し遂げることを誓います。そして、再び辿り着いた未来では、誰一人欠けることもなく武道はヒナと結婚式を挙げます。こうして皆に祝福されながら、武道のリベンジは幕を閉じたのでした。

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