『東京卍リベンジャーズ』(とうきょうりべんじゃーず)は、週刊少年マガジンにて2017年より連載中の漫画。2021年4月からはアニメ放送が始まり、同年7月からは実写映画化、8月には舞台化も予定されています。ここでは、『東京卍リベンジャーズ』の漫画全25巻のあらすじを主要キャラの解説も含めながら解説します。(ネタバレあり)
『東京卍リベンジャーズ』第9巻あらすじ、ネタバレ
タケミチが東京卍會の幹部に?
現代に戻ると、東京卍會の幹部になっていたタケミチ。12年前のメンバーがまだいることに安堵した一方で、元黒龍組の乾など見慣れぬ人物が幹部として睨みを利かせていることに驚きます。そして総長代理になっていた稀咲より「自分が血のハロウィンを仕組んだ」との話を、タケミチと千冬は聞かされたのでした。
しかし次の瞬間、タケミチは気を失います。目が覚めると、稀咲によって千冬が拷問を受けていました。稀咲は千冬を裏切り者だと判断し、睡眠薬を持っていたのです。
逮捕されるタケミチ
稀咲は千冬を銃殺し、タケミチのことも狙います。しかし間一髪のところで、出所していた羽宮に救われたのでした。タケミチは羽宮より、東京卍會の変化の原因が稀咲の暴力や黒龍の資金力にあること、そして稀咲と決着をつけようとしたために千冬が殺されたことを知らされます。そして路地裏に誘い出されたタケミチは、なんと直人によって現行犯逮捕されてしまうのでした。どうやら新しい現代のタケミチは、千堂へ殺人の命令を下していたようです。
柴が黒龍の総長だった
現代における自分の状況に絶望して諦めかけたタケミチでしたが、直人の言葉で再び闘志を燃やします。そして稀咲と黒龍を東京卍會から追い出すべく、再び過去に。
そこで会ったのは、当時の弐番隊副隊長・八戒です。タケミチは八戒に好かれてしまい、日向と一緒に彼の家に向かうことになります。道中で黒龍メンバー達に遭遇してしまいますが何とか回避。しかしその後の会話で、八戒の兄である柴大樹が黒龍の総長だと知らされたのでした。
『東京卍リベンジャーズ』第10巻あらすじ、ネタバレ
タイムリープのことを千冬に話すタケミチ
八戒の自宅に向かうタケミチは黒龍の総長である柴大樹と遭遇。大樹は八戒や妹の柚葉の制止も全く聞かず、タケミチを一方的に殴り続けます。その場は八戒が黒龍に入ることを条件に収めましたが、八戒が柚葉のために兄の大樹を殺そうとしていることを知るタケミチ。過去が悪い状況に向かいつつあることを感じたタケミチはどうすれば良いのか分からなくなり、過去の千冬にタイムリープのことやこの先の出来事を話してしまいます。千冬はそれを疑わず、タケミチに協力することを決めたのでした。
三ツ谷と大樹が結んだ和平協定
黒龍の総長大樹にタケミチがやられたことなどが問題となり、東京卍會は話し合いを実施。黒龍のスパイではないかと疑われた八戒は、言い訳はせず東京卍會離脱をマイキーに伝えたのでした。
そして三ツ谷は大樹のもとへ行き、黒龍に八戒を引き渡す条件として妹の柚葉に手を出さないこととする和平協定を結びます。
しかし八戒はタケミチと千冬に対し、柚葉を守るためにやはり大樹を殺すつもりであることを話すのでした。
いびつなチームの結成
タケミチは弟を追い詰める大樹を許せず、千冬とともに黒龍をつぶす決意を固めます。しかしマイキーと三ツ谷以外の幹部に相談するも反対され、意気消沈するタケミチ。そこへ協力を持ちかけてきたのが、稀咲と半間でした。そしてクリスマスに教会へいく大樹を八戒が殺しに行くとの情報を聞きつけたタケミチ達4人は、大樹をつぶすためクリスマスまでの限定的なチームを組むことになります。
『東京卍リベンジャーズ』第11巻あらすじ、ネタバレ
日向との別れ
実は小学生の頃に稀咲と出会っていたことを、タケミチは日向から聞きます。そしてタケミチと日向は、クリスマスイブに海下公園で待ち合わせる約束をしました。浮かれるタケミチでしたが、そこへ日向の父親が来て、不良だということを理由に彼女と別れることを要求されます。クリスマスイブに日向へ別れを告げるタケミチ。彼は日向のことを想い大泣きして目を腫らせたまま、クリスマスの作戦へ臨むのでした。
稀咲の陰謀
八戒を止める作戦の当日。タケミチは教会の中にいる八戒を説得し、稀咲や千冬たちは外で大樹を足止めすることにします。タケミチは必至で八戒を説得しようとしますが、全く聞く耳を持ってもらえません。そのうえ、外で足止めされたはずの大樹も教会に難なく入ってきてしまいます。結局これは、稀咲の陰謀でした。結果として八戒の大樹殺しは失敗に終わるのですが、今度はタケミチが大樹に叩き伏せられます。
突如現れた柚葉
教会に突然柚葉が現れ、大樹を刺します。大樹はタケミチの声で柚葉の存在に気付けたため、致命傷を避けることはできました。実は元の歴史でも大樹殺しの犯人は柚葉であり、彼女がここに来たのは稀咲のたくらみだったのです。怒った大樹は柚葉に危害を加えますが、八戒は動くことができません。そこへ三ツ谷が現れて大樹と互角に戦いますが、黒龍の乾が登場。三ツ谷を後ろから殴り、再びタケミチ達にピンチが訪れます。
『東京卍リベンジャーズ』第12巻あらすじ、ネタバレ
八戒の秘密
三ツ谷は頭部をパイプで殴られ、大樹側には乾とココが加わって状況は悪化する一方。三ツ谷は、マイキーたちを呼んでいません。そんな中、大樹への恐れから動けなくなっていた八戒が再び大樹を刺そうとしますが、タケミチが阻止。そしてタケミチは大樹に決死の戦いを挑みます。ボコボコにされながらも大樹に膝をつかせたタケミチの姿を見て、八戒は「本当は自分が柚葉を守ってきたのではなく、彼女が自分を守ってくれていた」と秘密を打ち明けたのでした。
マイキーのバイクの音
情けない秘密を告白した八戒でしたが、タケミチは決して見捨てません。そんな彼の姿を見た八戒は、黒龍の特攻服を脱ぎ捨て「東京卍會・弐番隊・副隊長」として大樹に向かっていくのでした。
八戒にタケミチや三ツ谷、千冬も加わって大樹に挑みますが、全く歯が立ちません。するとそこへ、マイキーのバイクの音が聞こえます。しかし、「和平協定を破っている自分たちにマイキーが味方してくれるかは分からない」と三ツ谷は弱気になるのでした。
マイキーが大樹を瞬殺
いくらマイキーでも大樹はレベルが違うという乾。しかしそんな不安を吹き飛ばすように、マイキーは蹴りの一撃で大樹を倒してしまいます。表にいた黒龍の軍団100人もドラケンが全て倒しており、東京卍會はクリスマス決戦に勝利したのでした。
安堵したタケミチは、とうとう意識を失います。そして目覚めた時にはマイキーによって連れ出されており、別れたはずの日向と対面を果たしました。