『東京卍リベンジャーズ』(とうきょうりべんじゃーず)は、週刊少年マガジンにて2017年より連載中の漫画。2021年4月からはアニメ放送が始まり、同年7月からは実写映画化、8月には舞台化も予定されています。ここでは、『東京卍リベンジャーズ』の漫画全25巻のあらすじを主要キャラの解説も含めながら解説します。(ネタバレあり)
『東京卍リベンジャーズ』第25巻あらすじ、ネタバレ
千咒の正体は女子高生!?
梵(ブラフマン)の首領である瓦城千咒に誘われた武道は原宿に行くことに。するとそこには現れたのはセーラー服を着た女子高生でした。梵(ブラフマン)の首領が女の子であることに驚く武道ですが、原宿で一緒に買い物をすることにしました。その途中に武道が梵(ブラフマン)副総長である明司武臣との関係性を尋ねると、千咒は「兄貴」と答えます。さらにもう一人兄がおり、東京卍會の三途春千夜も兄弟であることを教えられるのでした。
千咒が死ぬ未来と武道の能力
原宿での買い物終わりにアイスを食べ、千咒の分のゴミを受け取った瞬間、電撃音と共に武道は信じられない光景を目にします。それはなんと千咒が血まみれで倒れて、武道が泣き叫ぶというシーンでした。一瞬で現実に引き戻された武道でしたが、千咒が死んでしまうのではないかと考えるようになります。その後、武道は久々にドラケンの家を尋ねますが、エレベーターで向かう途中に自身の身体が真っ赤に染まった光景を見てしまいます。実際にそのあと武道はトマトジュースを服にこぼされ、自分が見た場面は未来に起こる出来事だと確信するようになりました。武道は未来視の能力を手に入れていたのでした。
ドラケンが身代わりに!?
梵(ブラフマン)の全体集会で東京卍會と六波羅単代を同時にたたく「三天戦争」を始めることが発表された日の夜、武道は瓦城千咒から遊園地デートに誘われます。付き合う武道でしたが、またも千咒が死ぬ未来を見てしまい、この遊園地で今日死亡してしまうと気が付くのでした。六波羅単代の一部の連中が銃を持って単独で遊園地に乗り込んできており、武道達を襲おうとします。千咒は武道を守ろうとしますが、武道は身代わりとなって千咒が死んでしまうと直感し、千咒に来るなと叫びます。すると拳銃を構えていた男が殴られ、間一髪を逃れる武道。なんとそこにはドラケンが駆けつけて、武道達を救ったのでした。千咒が死ぬ未来を変えることには成功しましたが、その代わりにドラケンが銃弾を受けており、死亡してしまうのでした。
『東京卍リベンジャーズ』第26巻あらすじ、ネタバレ
ドラケンの弔い合戦…現れたのはマイキー!?
ドラケンの弔い合戦を掲げて、梵(ブラフマン)は六波羅単代と激突。しかし、最終戦争のその場に関東卍會を率いるマイキーが姿を現したのでした。遂に始まってしまった三天戦争は、ドラケンの死の直後という事もあり、序盤から激しい戦いに。抗争の最中、武道は今のマイキーと戦うことを危惧して様子を伺いますが、一方のマイキーは静観の様子を見せるのでした。
初代黒龍最強コンビ、ワカとベンケイに立ちはだかるのは…?
初代黒龍が出来るまでは、関東は東と西に二分されていました。当時、それぞれを取り仕切っていたのは、西関東最強のチーム・螺愚那六と、それに対抗すべく作られた煌道連合。当時それらの2チームを率いていたのが、ベンケイとワカでした。初代黒龍が出来た後も、最強と謳われたワカとベンケイですが、そんな二人の前に立ちはだかるのは六波羅単代の総代・サウスでした。二人はサウスに立ち向かいますが、無双のサウスの異名を取るサウスを相手に、次第に苦戦を強いられてしまいます。
苦戦を強いられる梵(ブラフマン)の道を拓いたのは…千咒!
サウスに苦戦するワカとベンケイでしたが、そんな二人の窮地を救ったのは千咒でした。あっという間にサウスを蹴り倒す強さを見せ付けた千咒に、呆然と涙を流し謝罪する武臣。千咒は、道を踏み外していく武臣を止めるために、今までずっと本気の強さを封印していたのです。再び立ち上がるサウスと千咒との戦いが続くものの、武道はその最中に未来のビジョンを見ます。それは、サウスが死んでしまうというものでした。こんなに強いサウスが何故死ぬのかと困惑する武道ですが、鶴蝶を退けたマイキーの乱入により事態は一変。黒い衝動を解き放ったマイキーに、サウスを殺しては駄目だと訴えかける武道でしたが、そんな武道を押し退けて、遂にマイキーはサウスを殺害してしまったのでした。
『東京卍リベンジャーズ』第27巻あらすじ、ネタバレ
病院で目を覚ます武道、三天戦争の行方は?
意識を失っていた武道が病室で目を覚ますと、九井から三天戦争の顛末を伝えられます。サウスに続いて武道を殺そうとしたマイキーを千咒が身を挺して止めて、頭を下げた上で梵(ブラフマン)の解散を宣言することで三天戦争は終結したのでした。そんな中、千冬が武道の見舞いに訪れますが、ドラケンの葬儀の様子を千冬から聞かされ叱咤を受けながらも、武道は静かに覚悟を固めていたのでした。
チームを作ることを決めた武道
一度はもう誰も巻き込まずに一人でマイキーと戦うと覚悟した武道でしたが、ヒナに諭され、もう一度仲間の力を借りて、自分のチームを結成することに決めました。まずは千冬と八戒をメンバーに誘い、三人でチームを発足。更にはイヌピーや三ツ谷も加わり、マイキーを救うための仲間はどんどん増えていきます。
新生・チームタケミチ結成!
パーちんとペーやん、スマイリーとアングリーが加わったことで一気に馴染みの面子が揃い、次に武道は千咒をスカウトに向かいます。しかし千咒は塞ぎ込んでおり、チーム入りを断った上でマイキーがこうなってしまったことへの責任は千咒にあると、昔話を語り聞かせます。幼い頃に千咒はマイキーが大切にしていたプラモデルを誤って壊してしまい、咄嗟に春千代に濡れ衣を着せてしまいました。すると怒ったマイキーは春千代の口を裂いて大怪我を負わせてしまったのです。あの日からすべてが変わってしまったと語る千咒の後悔を知り、まだ遅くないと再度チームに誘う武道。こうして、武道率いる二代目東京卍會のリベンジが始まりました。
『東京卍リベンジャーズ』第28巻あらすじ、ネタバレ
遂に最終決戦!
二代目東京卍會から宣戦布告が届いた関東卍會。戦いを予感していたマイキー率いる関東卍會には、三天戦争以降、ワカやベンケイ、鶴蝶、灰谷兄弟といった面子が加入し、錚々たる顔ぶれが揃っていました。そんな関東卍會との決戦を前にして二代目東京卍會総長・武道はヒナへと挨拶を済ませます。帰りを待っていてくれるヒナのためにも、武道はマイキーとの決戦へと向かうのでした。
二代目東京卍會 対 関東卍會!
およそ50人程度の東京卍會に対して、関東卍會はなんと500人もの軍勢。圧倒的に不利な状況下で、武道とマイキーの最後の戦いが幕を開けます。いつの間にか鶴蝶を殴り飛ばすまでに成長していた武道に煽られた東京卍會は一気に勢いを増しますが、鶴蝶もそのままでは終わりません。武道の前に再度立ちはだかる鶴蝶。気付けば周囲は完全に乱戦と化していました。
激しい乱戦!
乱戦の中で、誰が最初にマイキーまで辿り着くか、それぞれの戦いを続けながらもマイキーへと向かって走る東京卍會。その最中で三ツ谷は八戒の姿を探しつつも戦場を走っていました。すると、三ツ谷の前に立ちはだかったのは灰谷兄弟。合流した八戒と三ツ谷は灰谷兄弟へと立ち向かいます。一方その頃、千咒は兄である春千代と対峙。それぞれの戦いが続く中、三ツ谷と八戒は灰谷兄弟を下しますが、千咒は春千代に頭を鉄パイプで殴られてしまい、イヌピーはワカとベンケイの猛攻を受け、東京卍會は苦戦を強いられます。しかし、イヌピーの言葉に応えた九井が、なんとベンケイを殴り飛ばすのでした。