2005年9月21日に発売された7枚目のシングル曲で、映画『蟬しぐれ』のイメージソングとして起用されています。少年の淡い恋心がかざぐるまと共にきまぐれな風に吹かれる様子がノスタルジックに表現された楽曲です。オリジナルの歌詞は日本語ですが、シンガポールの女性歌手・蔡淳佳が「等一個晴天」というタイトルで中国語でカバーしたバージョンもあります。
2012年4月8日に発売されたカバーアルバム『歌窈曲』に収録されている楽曲で、デビュー10周年を記念した企画、10カ月連続配信リリースの第1弾として発表されました。原曲は1975年に発売された中島みゆきのシングルで、時代を超え数多くの歌手によってカバーされてきた名曲です。一青窈は「自分の力で立ち上がるという人間が本来持っている底力を信頼した力強い曲だと思っている」とコメントしており、レコーディングの際には訪れた土地の情景や人々のことを思い浮かべながら臨んだといいます。
2003年3月19日に発売された2枚目のシングル曲です。一青窈の亡き父親に捧げる楽曲となっており、曲の最後のサビは父の母国語である北京語で歌われています。父の故郷である台湾の九份を舞台としたドキュメンタリー映画『風を聴く〜台湾・九份物語〜』に挿入歌として提供されました。歌詞にある「あの遊園地の観覧車を覚えてる」は一青窈が幼い頃両親と過ごしたよみうりランドのことで、アルバム『一青想』に収録されているバージョンでは「よみうりランドの観覧車を覚えてる」に差し替えられています。
2015年7月22日に“ハナミズキ返礼100周年記念”として発売されたカバーアルバム『ヒトトウタ』に収録されている楽曲で、1982年に発売され大ヒットを記録した財津和夫のニューミュージックバンド、チューリップのカバーソングです。原曲は男性目線の曲ですが、一青窈の女性らしい力強さを感じる歌声で、発売から30年近く経過した今、楽曲の新しい一面が発掘されたような感動を覚えます。オリジナルと合わせて聴くとまた面白いかもしれません。
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DIGLE編集部
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Asahi
DIGLE MAGAZINE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛すアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタント。
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