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DIGLE編集部
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EDITOR
Asahi
DIGLE MAGAZINE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛すアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタント。
この記事のポイント①:Amazon Musicはロスレスオーディオが楽しめる
Amazon MusicにはCDと同じ、もしくはそれ以上の音質に対応している楽曲もあります。
この記事のポイント②:音質の変更方法を解説
モバイルデータ回線やWi-Fiといった通信環境ごとに最適な音質を設定することができます。
この記事のポイント③:Amazon Musicの音質を他サービスと比較
Apple MusicやSpotifyなど他の主要な音楽アプリと音質を数値で比較しています。
Amazon Musicとは大手Web通販サイトのAmazonが提供する定額制音楽配信ストリーミングサービスです。
Amazon Musicには料金別に「Amazon Music Unlimited」「Amazon Music Prime」「Amazon Music Free」「Amazon Music HD」という4つのプランがあり、用途に応じてご自分の好きなプランを選択することができます。
Amazon Music Unlimitedでは最大1億曲以上が聴き放題で、オフライン再生や歌詞表示といった機能にも対応しています。
Amazon Musicには標準音質、HD音質、Ultra HD音質という3種類の音質があります。
音質はそれぞれビットレートという単位で表され、数値が大きいほど高音質になります。
標準音質は最大320kbps、HD音質は平均850kbps、Ultra HD音質は平均3730kbpsです。いずれの場合もその時の通信速度によって数値は変動します。
ここではAmazon Musicアプリを使って音質を変更する方法について解説します。
Amazon Musicではストリーミング再生とダウンロード再生で音質変更の仕方が異なるので、それぞれのやり方をご紹介します。
Amazon Musicアプリのホーム画面から画面右上の歯車アイコンを選択します。
現れたメニューの中から「設定」を選びます。
「ストリーミング設定」という項目を選択します。
ここでは「Wi-Fi」と「モバイルデータ」それぞれの使用時の音質を設定することができます。
Wi-Fi使用時はデータ容量の大きい「HD/Ultra HD」を選択しても問題はありません。ネットワーク速度に合わせた音質で聴きたい方は「自動」を選びましょう。
モバイルデータの通信量を節約したい方は「データ通信節約」を選択してください。
先ほどと同じ手順でAmazon Musicの「設定」に移動します。
下にスクロールして「ダウンロード設定」を選びましょう。
「再生可能な最高音質(HD/Ultra HD)」「HD」「標準」「容量節約」という4つの選択肢が出てくるので、ご自分の使用しているデバイスのストレージの容量を考慮して最適なものを選択しましょう。
音質は悪くてもいいからたくさんの楽曲をダウンロードしたいという方は「容量節約」、なるべく高音質で聴きたい方は「再生可能な最高音質(HD/Ultra HD)」か「標準」を選ぶことをおすすめします。
ちなみに、「Wi-Fi接続時のみダウンロードする」をオンにすると外出時などモバイルデータ通信を使用しているときは楽曲のダウンロードができなくなります。絶対にスマホのデータ通信を使いたくないという方はこちらもオンにしておきましょう。
次にAmazon Musicの音楽をさらに高音質で楽しむための方法についてご紹介します。
Amazon Music HDは、CDと同品質の音質が楽しめるHD(ロスレスオーディオ)やCDより音質が良いUltra HDの音楽が聴けるプランです。1億曲以上の楽曲がAmazon Music HDに対応しており、そのうち700万曲以上はUltra HDで配信されています。
Amazon Music HDはAmazon Music Unlimitedに登録している人ならどなたでも追加料金一切なしで利用することが可能です。
先ほどご紹介したAmazon Musicの音質設定で「HD/Ultra HD」の項目を選択すれば聴けるようになります。
普段使用しているイヤホンやヘッドホン、スピーカーなどの機器を見直してみることで、より良い音質でAmazon Musicの楽曲を聴くことができます。
例えば、せっかくHD音質の楽曲を聴いていても1,000円のイヤホンで聴くのと1万円のイヤホンで聴くのとでは全然迫力が違います。
Amazon Musicの音楽を最高の音質で楽しみたいという方はぜひ使用するデバイスにもこだわってみてはいかがでしょうか。
WindowsのPCを使ってAmazon Musicを利用している方に限っては「排他モード」を使って音質を良くするという手もあります。
排他モードとは、音声を出力するデバイスを1つのアプリが独占して必要な音だけを出すWindows独自の機能のことです。排他モードにすると音の遅延がなくなり、PCの負荷も小さくなる分音質が上がります。
排他モードを使用するデメリットとしては、Amazon Music側で音量の変更ができなくなるなどがあります。
WindowsのPCをお使いの方は一度排他モードを試してみて、もし音質が気に入ったら利用してみてください。
音質を良くするというよりは、聴き心地を良くする方法ではありますが、Amazon Musicのラウドネス・ノーマライゼーションをオンにすることでさらに上質な音楽を楽しむことができます。
ラウドネス・ノーマライゼーションとは一言でいうと音圧を一定に保つための設定です。
アーティストや作品ごとにもともと音圧はバラバラですが、ラウドネス・ノーマライゼーションをオンにすれば様々な楽曲をまとめたプレイリストを聴いていても同じ音圧で聴き続けることができます。
ラウドネス・ノーマライゼーションをオンにするには、まずAmazon Musicの「ホーム」画面から歯車アイコンを選択します。
続いて「設定」を選択します。
少し下にスクロールすると「ラウドネス・ノーマライゼーション」という項目があるのでこちらをオンに切り替えます。
それでは、Amazon MusicとSpotifyやApple Musicなど他の主要な音楽ストリーミングサービスと音質を比べてみましょう。
音質は最大ビットレートで比較しています。ビットレートとは1秒間にやり取りするデータ容量のことで、この数値が大きければ大きいほど音質は良く聴こえます。
※横にスクロールできます
Amazon Music | Apple Music | Spotify | YouTube Music | LINE MUSIC | AWA | |
ビットレート | 最大320kbps | 最大256kbps | 160kbps(フリープラン) 320kbps(プレミアムプラン) | 最大256kbps | 最大320kbps | 最大320kbps |
Amazon Musicの設定できる最大ビットレートは320kbpsで、他のストリーミングサービスと比べてもトップクラスの音質です。これ以上のビットレートになったとしても人の耳では音質の違いが聴き分けられないので、Amazon Musicの音質は十分良いと言えます。
Amazon Musicはアプリの設定から音質を段階的に変更することができ、最大ビットレートは320kbpsという高音質です。
また、Amazon Music HDを利用すればCDと同じかそれ以上の音質の音楽を楽しむこともできます。Amazon Music HDはAmazon Music Unlimitedの会員だけが利用することが可能です。
さらにAmazon Musicの音楽を良い音質で聴きたいという場合はイヤホンやヘッドホンを変えてみたり、PCの排他モードを利用したりしてみてください。
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