この記事のポイント①:Spotifyのイコライザ機能の使い方を解説
Spotifyアプリでイコライザを使って好みの聴き心地に調節する方法を画像付きで解説しています。
この記事のポイント②:プリセットイコライザの種類をご紹介
用意されているプリセットイコライザの種類と効果を解説しています。
この記事のポイント③:編集部おすすめのイコライザ設定をご紹介
ポップ、ロックなどジャンルごとにDIGLE MAGAZINE編集部がおすすめするイコライザ設定をご紹介しています。
イコライザとは?
そもそもSpotifyで利用する事のできるイコライザーとは、音にある特定の周波数帯域(波形)を変更する事によって音質の補正や改善、自分好みな音作りを行う事のできるシステムです。これを行うことによって「もう少しボーカルの声を大きくしたい」や「ベースの音を小さくしたい」などちょっとした音の微調整をしたい時に自分で行うことができます。
イコライザの設定方法
それではこれからイコライザの設定方法をご説明します。
まず、ホーム画面左上にあるプロフィールアイコンをタップします。
「設定とプライバシー」を選択。
次に「再生」をタップします。
続いて「イコライザ」をタップします。
こうすることで、イコライザの設定画面が表示されます。この画面で自由に設定することができます。ここでの変更は自動保存されるため、設定したらそのままホームに戻っても問題ありません。
イコライザの使い方
イコライザの設定方法の次は、イコライザの使い方について解説していきます。
設定されているイコライザを活用する
まず1つ目はSpotify上に元々設定されているイコライザを活用する方法です。上から順に「Acoustic」「Bass Booster」など全22種類の設定があります。1つ1つの詳しい説明は次の『イコライザの種類解説』でご紹介しますが、これを活用することで簡単にイコライザ設定ができます。まずは、好きなイコライザを見つけて使ってみましょう。
自由にカスタマイズする
2つ目は自由にイコライザをカスタマイズする方法です。60Hz、150Hz、400Hz、1KHz、2.4KHz、15KHzの6つをHzごとに音域を調節することができるため、オリジナルの音質を作ることが可能です。〇の部分を上下にスクロールすることで、調整ができます。上にすると強くなり、下にすると弱くなります。
Hzの数字が大きいほど高音になります。
60Hz・150Hz:低音の音質設定(ベース、バスドラム等)
400Hz・1KHz・2.4Khz:中音の音質設定(ボーカル、ギター、ピアノ等)
15KHz:高音の音質設定(シンバル、ハイハット等)
元の音域に戻したい
イコライザを楽しみながらも、元の状態に戻したいという場合もありますよね。そんな時は、Spotify上に設定されている「Flat」を選択してください。これをタップするだけですべてのHzが均一の音質になります。また現在選択しているイコライザをもう一度タップしても、元に戻すことが可能です。
イコライザの種類解説
続いては、Spotifyイコライザの全22種類を解説します。是非、楽曲に合わせて様々なイコライザを試してみてください。
Acoustic
アコースティックな音楽に適した設定です。音響の効果が引き上げられた音質で、アコースティックギターなどの楽器が強調されます。
Bass Booster
低音が強調された音質です。ベース音が心地よく響きます。
Bass Reducer
低音抑えた音質です。重低音があまり得意ではない方、音楽をライトに聴きたい方におすすめ。
Classical
クラシック音楽向けの音質です。1つ1つの楽器音が聴きやすいよう、中音域がやや抑えめに設定されています。
Dance
ダンスミュージックに適した音質です。低音がやや強調されていて、ビートが強く響く設定です。
Deep
低音が強調され、高音は抑えめな音質です。全体的に重たく響かせたい人におすすめ。
Electronic
エレクトロニックな音楽に適した音質です。低音と高音が強調されており、電子音が立体的に聴こえます。
Flat
すべてのHzが同じ強さで、イコライザがオフの状態です。
Hip-Hop
HIPHOP音楽に適した音質です。低音と高音が強調されて、よりエネルギッシュに聴きたい方におすすめ。
Jazz
ジャズ音楽向けの音質です。中音が強調されており、ドラムのサウンドが際立つ設定になっています。
Latin
ラテン音楽に適した音質です。高音が強調されており、パーカッションがよく響く設定となっています。
Loudness
低音、中音、高音がそれぞれバランスよく強調されている音質です。よりパワフルに聴くことができる設定。
Lounge
中音が強調されており、音響やボーカルがよく響く音質です。トップラインをハッキリと聴きたい方におすすめ。
Piano
ピアノ音楽向けの音質。中高音がやや強調されておりクリアに聴くことができます。
Pop
中音域が強調された音質です。ボーカルの声をハッキリと聴きたい方におすすめ。
R&B
R&Bに適した音質です。低音が強調された設定となっており、バスドラムやベースがクリアに聴こえます。
Rock
ロック音楽向けの音質です。低音と高音が強調されており、ロックサウンドの迫力を楽しみたい方におすすめ。
Small Speakers
小さいスピーカーに適した音質です。音がハッキリと聴こえる設定となっています。
Spoken Word
ポッドキャストやラジオに適した音質です。人が話す声がクリアに聴こえる設定になっています。
Treble Booster
高音を強調した音質。爽やかに聴きたい音楽や朝におすすめの設定です。
Treble Reducer
高音が抑えめな音質です。少しこもるような音の印象なため、癒しの音楽などにおすすめ。
Vocal Booster
ボーカルの声が強調された音質。中音域が強い設定になっているため、ボーカルの声色がとても聞きやすくなります。
おすすめのイコライザ設定
最後に、Spotifyの音楽が最高の音質で楽しめるおすすめのイコライザ設定を2つご紹介します。
自分で一からイコライザをカスタマイズするのは時間がかかってしまうこともあるので、まずは有名なこれらのイコライザ設定を試してみてはいかがでしょうか。
Perfect(パーフェクト)
1つ目のおすすめイコライザ設定はPerfect(パーフェクト)と呼ばれているものです。
この設定は2004年頃からiTunesの利用者の間で人気のイコライザ設定として広く知れ渡るようになりました。
高音から低音までバランスのとれた調整が特長で、基本的にどんなジャンルの音楽にも合う定番のイコライザ設定となっています。
Eargasm Explosion(イヤガズム・エクスプロージョン)
次にご紹介するイコライザ設定はEargasm Explosion(イヤガズム・エクスプロージョン)です。
音作りのプロが作成したイコライザ設定で、Perfectよりも高音域がはっきり聴こえる設定となっています。
全帯域で音量を少しブーストしているので、迫力満点のサウンドが楽しめること間違いなしです。
ポップミュージック好きにおすすめのイコライザ設定
ポップミュージックはボーカルが際立つミドルレンジを持ち上げたいので、低音域と高音域は抑えめになっています。
ロック好きにおすすめのイコライザ設定
ロックミュージックはいわゆる「ドンシャリ」と呼ばれる、低音域と高音域を持ち上げた形のイコライザ設定にすると迫力が出ます。
キックの音やベースの低音、シンバルの音がはっきりと聴こえるので豪華な音像になります。
ジャズ好きにおすすめのイコライザ設定
ロックのイコライザと少し似ていますが、ベースが目立つ250〜400Hz周辺の音域を少し上げてウッドベースの温かみのある音がマイルドに聴こえるように調整しています。
ヒップホップ好きにおすすめのイコライザ設定
ヒップホップはサブベースの音がよく聴こえるように一番下の音域を持ち上げています。
細かく刻まれるハイハットの音が特徴的な曲も多いため、2.4〜15kHzの音域を高めにしてもいいでしょう。
よくある質問
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MacなどのPCでSpotifyを聴く時にイコライザは使えるの?
残念ながらMacなどのPCではSpotifyのイコライザを設定することはできません。どうしてもPC版のSpotifyでイコライザを利用したい場合はサードパーティー製のイコライザソフトをインストールしましょう。
最後に
ここまで、イコライザの設定方法や使い方、イコライザの種類について内容について解説してきました。
お気に入りの音質は見つけられましたでしょうか。
イコライザは自由にカスタマイズができるため、自分だけのオリジナル音質で、音楽をより楽しむことができます。
ぜひ本記事を参考に、イコライザ設定をしてみてはいかがでしょうか。