iTunesのCD音源を管理
HOWTO
2025.02.20更新

違いは何?Apple MusicとiTunes、メリット解説。移行する際の注意点も

Apple Musicを使い始めるにあたって、iTunesの楽曲が全てiCloudへ移行されることはご存知でしょうか?これにより、データの保存先をiCloudミュージックライブラリへ移行する必要があります。この記事では、iTunesにもともと入っていたCD音源の楽曲を保存し、iCloudを使って一括管理する方法を解説します。
チェックマークの画像

この記事のポイント①:Apple MusicとiTunesの違いを解説

Apple Musicは定額で音楽が聴き放題になるサービスで、iTunesは購入した楽曲のみを管理するサービスです。

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この記事のポイント②:Apple MusicのユーザーはiCloudミュージックライブラリを利用可能

iCloudミュージックライブラリをオンにすると異なるデバイス間でApple Musicのライブラリを自動で同期可能です。

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この記事のポイント③:iCloudミュージックライブラリの設定方法を解説

iPhoneでiCloudミュージックライブラリをオンにする手順を画像付きで説明しています。

Apple MusicとiTunesの違い

Apple MusicとiTunesはどちらもAppleが提供する音楽配信サービスですが、違いが多くあります。主な2つについてご紹介します。

定額聴き放題か楽曲購入の違い

Apple Musicは「定額制聴き放題音楽ストリーミングサービス」で、iTunes Storeは「楽曲データ購入・ダウンロードサービス」です。Apple Music定期的に料金を支払うことで、配信されている音楽を聴く権利が与えられます。それに対してiTunes Storeは、楽曲をオンライン上で買うため所有になるという違いがあります。

料金の違い

Apple Musicは3種類のプランが用意されており、個人プランが月額1,080円、家族6人まで利用できるファミリープランが月額1,680円、学生限定の学生プランが月額580円となっています。iTunes Storeは楽曲購入以外の利用料金はかかりません。1曲あたりの値段は150円、200円、250円のいずれかとなっています。様々な楽曲を聴く方は、Apple Musicの方がお得に楽曲を楽しむことができるでしょう。

iTunesの楽曲が全てiCloudへ移行される

まず注意してほしい点が、Apple Musicでの楽曲を自分のライブラリに追加する際にデータの保存先をiCloudミュージックライブラリへ移行しなくてはいけないという事です。
実際にiCloudミュージックライブラリを利用していない状態でApple Musicからほしい楽曲をライブラリに移動しようとすると次の画像が現れます。

iCloudミュージックライブラリをオンにするかどうか確認する画面

こちらをオンにすると

「ミュージックを残す」か「削除して置き換える」かを選択する画面

ここで、「ミュージックを残す」を選択しますともともとスマホに入っていた楽曲は消える事なく、Apple Musicで保存した曲も追加されていきます。しかし、「削除して置き換える」を選択しますともともと入っていたスマホの楽曲は全て削除されてしまうので注意しましょう。

iCloud ミュージックライブラリとは?

iCloudミュージックライブラリは、クラウドで動作するiTunesライブラリで、Apple Musicのメンバーシップを購読すると利用できる機能の一つです。

これを利用することで今後の楽曲管理は全てiCloud上で整理することとなり、iTunes Storeで購入した音楽や、CDなどの音源から取り込んだ音楽も、iCloudミュージックライブラリに追加されます。

iCloudミュージックライブラリの仕組みを説明した画像

iCloud ミュージックライブラリのメリットは?

従来はPCからスマホへの楽曲の行き来してたけどそれができなくなってしまったから、CDから読み取った楽曲やiTunesで購入した楽曲はスマホでは聴けなくなってしまうんじゃないかと心配している方も少なくないのではないかと思います。
大丈夫です。方法はいたって簡単ですし、そこがiCloudのメリットでもあります。
先ほど述べた通り、iCloudミュージックライブラリでは一度クラウド上に追加してそこから各デバイスに共有すればいいのです。

iCloud ミュージックライブラリの設定方法

共有方法は至って簡単です。(今回はMacとiPhone間での共有の方法でご説明します)

iPhoneの「設定」アプリを選択している画像

まずスマートフォン側の設定を行います。
ホーム画面の「設定」を選択します。

設定で「ミュージック」を選択している画像

「ミュージック」を選択。

iCloudミュージックライブラリをオンにしている画面

「iCloudミューシックライブラリ」(iOS 13以降のiPhoneでは「ライブラリを同期」)のチェックをオンにするだけです。

続いてPCの方の設定を説明します。
まずiTunesを起動して上部の「iTunes」の部分を選択します。

iTunesで「環境設定」を選択している画像

「環境設定」を選択します。

iCloudミュージックライブラリを選択している画像

「iCloudミュージックライブラリ」を選択します。

以上で共有の設定方法は終了です。
これでPCで取り込んだ音楽ファイルは自動的にクラウド上にアップロードされてスマホでも共有する事ができるようになります。

実際に共有できるか確認してみましょう。

PCのiTunesを起動してライブラリに入れたい曲を見つけます。

iTunesでトラック名横の「+」を選択している画像

見つけたら、+を選択。

楽曲がライブラリに追加された後の画像

このようにライブラリに追加されました。
次にスマホの方をチェックしてみましょう。
ホーム画面の「ミュージック」を押します。

iTunesとApple Musicが同期できたことを確認する画面

すると最初に出てきたライブラリのページの「最近追加した項目」に先ほどの楽曲があります。
これでクラウド経由で楽曲をいつでもどこでも共有できるようになりました。

iCloud ミュージックライブラリのデメリットは?

iPhoneに曲を入れる際に、電話回線や、Wi-fiなどインターネットを経由する必要があります。つまりWi-fi環境も持っていない方には電話の通信量を過度に利用してしまい通信制限がかけられてしまう可能性があり、あまり外では聴けない環境になってしまいます。

よくある質問

?

Apple MusicとiTunes Storeの曲数は同じ?

iTunes Storeで配信されている正確な楽曲数は不明ですが、Apple Musicでは1億曲以上が配信されています。iTunes StoreにはApple Musicで聴ける楽曲に加えてApple Musicでは配信されていないアーティストの楽曲も聴くことができるので楽曲数は多いと言えます。

まとめ

今までiTunesでの同期を行っていた方からするとiCloudはまだ慣れないかもしれませんが、これにより楽曲の移行は以前より断然スムーズになるので是非活用して、Apple Musicを今以上に楽しんでください!

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