オススメJ-Indieプレイリスト『DIG UP! - J-Indie -』更新 幽体コミュニケーションズ、SKYTOPIAなど|11月2週目

Review

文: DIGLE編集部  編:Kou Ishimaru 

DIGLEとアーティスト支援サイト「BIG UP!」が協力してお届けするインディーズアーティストをピックアップしたプレイリスト『DIG UP! - J-Indie -』。11月2週目は幽体コミュニケーションズ、SKYTOPIAらの新作をレビュー。

今週の「DIG UP!-J-Indie-」注目のアーティスト

光の波間で息継ぎして / 幽体コミュニケーションズ

2019年に大学のサークル内で結成されたという京都の3人組バンド・幽体コミュニケーションズ。<カクバリズムの文化祭>、<ナノボロフェスタ>、<りんご音楽祭>などに出演しフェスシーンを中心に注目を集める彼らが最新曲「光の波間で息継ぎして」をリリース。パッドシンセのような音色やVoのリバースディレイなどを組み合わせた幽玄なサウンドコラージュから幕を開ける同曲は、ルームの鳴りまで感じられるガットギターの伴奏と囁き声による繊細な歌が、静謐な空間を演出した1曲に仕上がっています。

Warped / SKYTOPIA

Kero Kero Bonitoで現在はKOMONO LAKEでの活動でも知られるトラックメイカー・SKYTOPIAが最新作「Warped」をリリース。グラフィックデザイナー・田村育歩とコラボレーションし、フラクタルなビジュアルでユニークな世界観を醸し出した今作。グライムのビートを基調に、アーティフィカルなフィーリングのシンセのサウンドが縦横無尽に展開されるエレクトロニック・チューンとなっています。

Hurry Go Round – Shigge Remix / Daijo Kaisei,Shigge

1998年生まれのビートメイカー/プロデューサーDaijo Kaiseiが、9月に〈YesterdayOnceMore〉よりリリースした最新EP『Skptcl.』収録曲「Hurry Go Round」の最新リミックスを公開。リミックスは、〈YesterdayOnceMore〉のレーベルオーナーでもあるShiggeが行ったもの。Hudson MohawkeFlumeらを彷彿とさせるアブストラクトなビート/テクスチャーやランダムに散りばめられたボーカルチョップが、エモーショナルに響くリミックスに仕上がっています。

Realise / Ryuuta Takaki

Shnayhon YosoALFRDAutumn FruitMadness Pin DropsSOMESEEGAIAら擁する音楽レーベル〈makran〉の主宰で、自身もビートメイカー/プロデューサーとして活動するRyuuta Takakiが、『Jelly Fish(Ambient Collection Vol.1)』をリリース。同作は自身のアンビエントワークスを集めた作品で、ビートミュージックの方法論を使用しつつ、ドローン・アンビエントのような“パッド音を継続させる”楽曲が中心となって構成されています。その中でも同曲「Realise」は、キックの低音がフレーズの反復を強調し、ヒップホップ的な快楽もちょっぴり楽しめる仕上がりに。

Chose / Wang Dang Doodle

“HYPER SOULFUL GIRLS”を標榜し、ブルースハープやギターを取り込んだロックサウンドを、トラップビートの上で昇華したスタイルが注目を集める、MOMIJIKAHORIによる2人組ユニット、Wang Dang Doodleが最新曲「Chose」をリリース。同曲は、12月7日にリリースを予定している1st EP『Bicycle』から、「Dancing Tonight」に続いてリリースされた先行配信曲の2曲目。予測不能にサウンドが溢れていくハイパーポップのようなサウンドや、Gorillaz的な悪戯なフィーリングによって自然と体がノっていく1曲に。先行曲が2曲とも4つ打ちで踊りやすい楽曲が続いているため、アルバムがどういう内容になるのかも興味深いです。

その他、注目のリリースにはRAq上野大樹UTAKAなどがラインナップされています。

第2,4木曜日更新のSpotifyセレクト『DIG UP!-J-Indie-』

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