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2022.09.28更新

Spotify Canvasの使い方 作成ポイントやアップロード方法も併せて解説

Spotify Canvasとは楽曲の再生画面の背景で表示する事のできるショートムービー機能の事です。今回はそんなSpotify Canvasのアップロード方法や作成する時のポイントなど基本的な使い方を解説していきます。

Spotify Canvasとは?

Spotify Canvasとは、Spotifyの再生画面上に表示される短いループ動画型のジャケットのことです。

リスナーが楽曲をストリーミング再生すると、アーティストがSpotify Canvasに登録した動画が再生される仕組みになっており、楽曲をビジュアル面でアピールする際に役立ちます。
楽曲を視覚的にもプロモーションしていくことで、リスナーの興味をさらに惹きつけることが可能です。

Spotify Canvasは、Spotifyで楽曲を配信しているアーティスト自身がSpotify for Artistsの管理ページから動画をアップロードすることができます。
本記事ではそんなSpotify Canvasの登録方法からアップロード条件、作成する際のポイントまで詳しく解説していきます。

Spotify Canvasの登録方法

では、実際にSpotify Canvasにループ動画のジャケットを登録するための具体的な手順をご説明します。

1. Spotify for Artistsにログインし、上部のメニューから「Music」タブを選択します。

Spotify for Artistsのメニューから「Music」を選択している画像

2. 「Songs」もしくは「Upcoming」からSpotify Canvasを追加したい楽曲を選択します。

Spotify Canvasを追加したい楽曲を選択している画像

3. 画面右上の「Canvasを追加」を選択します。

「Canvasを追加」を選択している画像

4. 再生画面プレビューの「+」の部分にドラッグ&ドロップで動画を追加します。

Spotify Canvasで使用する動画をドラッグ&ドロップする画面

5. Spotify Canvasのプレビュー画面を確認し、「次へ」を選択します。

Spotify Canvasのプレビュー画面を確認し「次へ」を選択している画像

6. 利用規約を確認し、「本規約に同意します」にチェックを入れて「投稿」をクリックしたら登録完了です。投稿から1時間弱以内にSpotify上でも反映されるようになります。

Spotify Canvasの利用規約を確認し「投稿」を選択している画像

Spotify Canvasを利用する際のポイント

Spotify Canvasを利用するにあたって、アップロードできる動画の条件を確認していきましょう。
結論から述べると、Spotify Canvasに使用できる動画ファイルは以下の条件を全て満たしている必要があります。

・動画の長さは3〜8秒
・アスペクト比(画像の縦横比)は9:16
・ファイルフォーマットはMP4かJPG
・縦が720px以上

一つでも条件から外れてしまうと、動画を登録することができないためご注意ください。
では、それぞれのポイントについて詳細を解説します。

ループされる動画の長さは3〜8秒

Spotify Canvasに登録できるループ動画の尺は3秒以上、8秒以内という条件があります。
これより短すぎる動画や長過ぎる動画はSpotify Canvasとして使用することができないため、注意しましょう。

画像の縦横比は9:16

Spotify Canvasの動画のアスペクト比は9:16である必要があります。これは多くのスマホの画面サイズにジャストフィットするサイズです。
また、画像の縦のピクセルは720px以上でなければならない点にもご注意ください。

ファイルフォーマットはMP4かJPG

Spotify Canvasとして提出する動画フォーマットはMP4もしくはJPG形式にしましょう。
他のファイル形式で保存されてしまっている場合は、パソコンに動画を読み込んでファイル拡張子を手動でMP4かJPGに指定することで変更することができます。

Spotify Canvasを利用した活用法

続いて、リスナーの注目を惹きつける魅力的なSpotify Canvasを作成するポイントをいくつかご紹介します。これからSpotify Canvasを利用してみようとお考えの方はぜひ参考にしてみてください。

楽曲のイメージをさらに膨らませるような映像

Spotify Canvasには楽曲のイメージに合った内容の動画を使用しましょう。
短い動画内でも楽曲やアルバムのテーマ、ストーリーに合ったメッセージを伝えることが重要です。

楽曲のイメージをより膨らませられるような映像を使用すると、リスナーの注意を惹くSpotify Canvasになります。

ただし、ミュージックビデオから引用する場合、アーティスト自身が歌っているシーンなどは、短いループ内では楽曲とシンクロさせることが難しい可能性があります。

また、Spotify Canvasのコンテンツポリシーで禁止されている動画(ブランドを過度に宣伝するような内容やロゴ、テキストが入っているプロモーション動画、暴力的な動画、性描写を含む動画、知的財産権を侵害するコンテンツなど)は絶対に使用しないようにしましょう。

見やすい映像を使用

点滅の多い動画やカットの切り替わりが激しすぎる映像は見づらく、リスナーに不快感を与えてしまう可能性があるためなるべく控えるようにしましょう。
また、重要なシーンは画面の中央に表示されるように調節することをおすすめします。

リスナーの再生画面にどのようにSpotify Canvasが表示されるかは、登録時のプレビュー画面で確認することが可能です。

注目楽曲には必ずCanvasを使用

リスナーに積極的にアピールしていきたい楽曲にはぜひSpotify Canvasを登録しておくことをおすすめします。

視覚的に注目を得ることで、アーティストに興味を持ったリスナーがミュージックビデオを検索してくれたり、他の楽曲も聴いてくれるチャンスが高まることが期待できます。

また、楽曲がInstagramのストーリーにシェアされると、ストーリーの投稿画面にもSpotify Canvasが表示されるため、Spotifyユーザーではない潜在的リスナーへのアプローチも可能です。

まとめ

Spotify Canvasは、リスナーが楽曲をSpotifyでストリーミング再生した際にジャケット部分に表示される3〜8秒のループ動画です。
Spotify Canvasを使用することによって視覚的にもアピールすることが可能になるので、リスナーにより注目してもらいたい楽曲にはぜひSpotify Canvasを登録することをおすすめします。

Spotify CanvasはSpotify for Artistsから簡単にアップロードすることが可能です。ただし、登録できる動画にはいくつか条件があるため、あらかじめ確認しておきましょう。
また、「Spotify Canvasだけでは集客が難しい」と感じる場合は、アーティストプロモーションの施策を見直してみることをおすすめします。

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