この記事のポイント①:Spotify Web Playerの使い方を解説
ブラウザ上でSpotifyの音楽が聴けるSpotify Web Playerの主な操作方法を画像付きで説明しています。
この記事のポイント②:アプリ版Spotifyとの違いを解説
スマホやPCのアプリ版Spotifyとは一部機能に違いがあります。
この記事のポイント③:Spotify Web Playerで音楽を再生できない時のトラブルシューティングをご紹介
Spotify Web Playerで音楽が再生できない時の対処方法をブラウザの種類別に解説しています。
Spotify Web Playerとスマートフォンアプリの違い
PCで利用できるSpotify Web Playerとスマートフォンのアプリを比較した場合、有料プランであればほとんど違いはありません。
Spotify Web Player Spotify スマートフォンアプリ 楽曲数 1億曲以上 1億曲以上 音声広告 有料プラン:なし 無料プラン:あり 有料プラン:なし 無料プラン:あり 再生方法 曲順再生/ 選曲再生可能 有料プラン:曲順再生/ 選曲再生可能 無料プラン:シャッフル再生 ダウンロード 不可 有料プランのみ可能 スキップ制限 なし 有料プラン:なし 無料プラン:あり(1時間に6回まで) 音質設定 不可 有料プラン:最高音質まで可能 無料プラン:高音質まで可能
楽曲数・音声広告については共通する内容になっています。 ここからは異なる項目について解説していきます。
再生方法
スマートフォンアプリでは無料プランの場合シャッフル再生しかできず、曲順再生や選曲をすることはできません。しかし、Web Playerの場合は無料プランであっても標準にプレイリストも曲順に再生され、好きな曲を選択することも可能です。
ダウンロード
スマートフォンアプリでは有料プランであれば楽曲をダウンロードすることが可能です。 ダウンロードすることでオフライン再生ができましたが、Web Playerでは有料プランであってもダウンロードすることはできません。
PCでSpotifyを利用する場合ダウンロードできないのか?と言うとそうではなく、PC版のSpotifyアプリを利用することでダウンロード可能になります。
スキップ制限
スマートフォンアプリの無料プランでは1時間につき6回までしかできなかったスキップ機能ですが、Web Playerであれば無料プランでも無制限でスキップ可能です。
音質設定
スマートフォンアプリの場合、有料プランでは最高音質まで、無料プランであっても高音質まで音質設定を変更することができますが、残念ながらWeb Playerには音質設定はできません。
しかしこちらもPC版のアプリであれば音質設定が可能になります。
ここまでが、WebPlayerとスマートフォンアプリの違いです。 無料プランの場合はWeb Playerの方が制限が少ないことが分かります。
Spotify Web PlayerとPCアプリの違い
続いて、Web PlayerとPC版のアプリの違いを比較しましょう。
Spotify Web Player PC版 Spotifyアプリ ダウンロード 不可 有料プランのみ可能 音質設定 不可 有料プラン:最高音質まで可能 無料プラン:高音質まで可能 ミニプレイヤー 可能 不可 インポート 不可 可能
ダウンロード
楽曲をダウンロードするには有料プランであることが必要です。 そしてPCでダウンロードするにはWeb Playerではなくアプリを使用する必要があります。 したがってWeb Playerではオフライン再生ができないため常に通信が発生することになります。
音質設定
Web Playerでは音質の設定はできず、無料プランの場合AAC128kbit/秒、有料プランの場合はAAC256kbit/秒です。 アプリの場合は自動から最高音質まで設定可能で、無料プランであっても高音質まで設定することができます。
自動・・・・・ネットワークの接続状況に合わせて自動で音質調整 低音質・・・・24kbit/秒 標準音質・・・96kbit/秒 高音質・・・・160kbit/秒 最高音質・・・320kbit/秒
ミニプレイヤー
WebPlayerの場合はPCの画面上にミニプレイヤーを出現させることができます。 再生中の楽曲のジャケットを確認でき、再生・停止・次のトラックと前のトラックへのスキップが可能です。
PC版アプリではミニプレイヤーを出現させることはできません。
インポート
PCを使ってCDや購入した曲をインポートすることができるのはアプリ版です。 スマートフォンで保存されている曲もインポート可能なので、インポート機能が使用できないのはWeb Playerのみです。
Spotify Web Playerの使い方
ではここからが基本的な使い方をご説明します。 まずSpotifyのオフィシャルサイトへ移動して、下にスクロールしていきます。
すると一番下に「ウェブプレイヤー」という項目があるのでそちらをクリックします。
Web Playerの右上のログインアイコンをクリックします。
ログインに必要な情報を入力して「ログイン」を選択します。
ログインするとこのようなHome画面になります。 左側のメニューには以下の内容が表示されます。
・Home ・検索 ・MyLibrary ・プレイリストを作成 ・お気に入りの曲 ・My Libraryに追加した曲や作成したプレイリスト
それではこれからメニューの詳細を一つずつご説明します。
検索
左側のメニューより「検索」をクリックすると検索窓とジャンルが出てくるので、好みの曲を選択し再生したり、My Libraryやプレイリストに追加することができます。
検索から気になるプレイリストを開いた場合の画面です。 プレイリストの「▶」をクリックすると曲順1から順番に再生されます。
特定の曲の再生は曲の「▶」をクリックまたはタイトルやアルバム名のグレーになっている部分をダブルクリックすることで可能です。
プレイリストの「・・・」をクリックすると画面のような詳細メニューが展開されます。
プレイリストではなく、曲の右端の「・・・」をクリックするとこのような詳細が展開されます。 ここから元々収録されているアルバムへの移動や、プレイリストへの追加、シェアなどができます。
プレイリストの作成
プレイリストの作成もシンプルです。
1. マイライブラリの「+」マークをクリック
2. 「新規プレイリストを作成」を選択
3. プレイリスト名や説明文を入力(自動で「プレイリスト♯1」と入っています) 4. 保存
5. 曲やアーティスト名、シチュエーションなどを入力し検索 6. 追加したい曲の右「…」から「プレイリストに追加」をクリック 7. 追加先のプレイリストを選択
これであなただけのプレイリストが完成です。
お気に入りの曲
プレイリストとは別にお気に入りの曲を登録することができます。
1. お気に入りに登録したい曲の「・・・」をクリックしメニューを展開します。 2. 「お気に入りの曲に保存する」をクリックします。
これだけで左側の「お気に入りの曲」に追加されます。
コントロールバー
画面の一番下には再生中の曲が表示され、音量調節や次の曲へのスキップなどができるコントロールバーが表示されます。
お気に入りの曲に追加
「+」のアイコンを押すとマイライブラリに登録され、左側のマイライブラリの一覧に追加されます。
ミニプレイヤー
画面上にミニプレイヤーが出現します。 Spotify以外のサイトやPC上で別の作業をしていても再生中の曲が分かり、曲の再生・停止・次のトラックと前のトラックへのスキップができます。
シャッフル再生
WebPlayerでは無料プランであってもプレイリストの曲順再生となっています。 シャッフル再生をしたい場合はこのアイコンを押すことで可能です。
リピート再生
アイコンを1回クリックするとプレイリストのリピートになり、2回クリックすると再生中の曲をリピートすることができます。
再生ビュー
クリックすると再生中の楽曲の詳細情報(アーティストについて、楽曲クレジット)や次に再生される曲が画面左側に表示されます。
歌詞の表示
マイクのアイコンの通り、再生中に一緒に歌いたい場合はこのアイコンをクリックすると歌詞が表示されます。
次に再生
このアイコンをクリックすると、再生中の曲の次に再生される曲の一覧が画面に表示されます。 プレイリストの曲順で再生せずに次の曲を選ぶ場合は、好きな曲の右端の「・・・」から「[次に聴く]に追加」を選択すると「次に再生」の一覧に追加でき、この操作はプレイリスト外からでも可能です。
デバイスに接続
スピーカーやイヤホンなど出力するデバイスを選択することができます。
ここまで、Spotify Web Playerの基本的な使い方をご紹介しました。 ほとんど説明が必要ないほどシンプルな仕様になっているので、すぐに使いこなせます。
Spotify Web Playerのメリット・デメリット
メリット
インストールが不要ですぐに使える
ログインさえすればすぐに使うことができるのは大きな魅力ですよね。 PCとインターネット環境さえあれば自分のPCでなくても使うことができます。
無料プランでもスキップし放題
曲順再生も可能で、1時間6回までというスキップ制限もないため、好きな曲をすぐに聴くことができるのはスマートフォンアプリとの大きな違いです。
操作がシンプルで分かり易い
できることが限られている分、操作性が高くなっています。 曲を再生したりプレイリストを作成する程度であればすぐに使いこなせます。
デメリット
ダウンロードができない
スマートフォンアプリとPC版アプリは有料プランであれば、楽曲のダウンロードができますが、Web Playerではそれができません。 オフライン再生ができないので、必ず通信環境でなければいけないことはデメリットの1つです。
音質設定ができず、PCやスピーカーに音質が左右される
無料プランであってもスマートフォンアプリとPC版アプリでは音質設定ができます。 しかし、Web Playerではそれができないため、使用しているPCの内臓スピーカーや接続するデバイスの性能によっては配信されている楽曲通りの音色では聴けない可能性があります。
インポートができない
PC版アプリやスマートフォンアプリではCDやすでにPCやスマートフォンに保存されている楽曲をインポートをすることが可能ですが、Web Playerではできません。したがって、プレイストにはSpotify上で配信されている楽曲のみということになります。
メリットとデメリットをご紹介しましたが、無料プランを利用中でPCで作業中にサクっと音楽を流したいな、という方にはWeb Playerをおすすめします。 反対に、有料プランで音質も気になる方やオフライン再生がしたい方はPC版アプリである必要がありますので、ダウンロードしておくといいでしょう。
Spotify Web Playerが再生できない場合の対処法
WebPlayerを使用し音楽を再生しようとした際にうまく再生できない場合、まずはブラウザが最新の状態であるかを確認しましょう。
それでも再生できない場合は以下を試してみてください。
・Web Playerをプライベートモード(シークレットウィンドウ)で開く。 ・公共のネットワークや共有のネットワーク(学校/職場/会社など)では、特定のサービスへのアクセスが制限されている場合があるので、個人宅などで開く。
また、「保護されたコンテンツを再生することができません」といったエラーメッセージが出現することもあります。 その場合はWidevineプラグインを有効にするか、MediaPackをダウンロードすることでエラーが解消されます。
使用されているブラウザによって対処法が異なりますので下記を参考にしてください。
Chrome
1. 次のURLをブラウザのアドレス欄に入力してください。
chrome://settings/content
2. 「保護されたコンテンツ」から「保護されたコンテンツの再生をサイトに許可する」を有効にします。
Firefox
画面上部に表示されている黄色いメッセージ欄の「DRMを有効にする」をクリックするこでエラーは解消されます。もし黄色いメッセージ欄が表示されない場合は、以下の手順でDRMを有効にできます。
1. 次のURLをブラウザのアドレス欄に入力してください。
about:preferences#content
2. 「DRMコンテンツ」から「DRMコンテンツを再生」を有効にします。
Edge
Windows 10のNエディションでWeb Playerを使用するには、MedelaFeaturePackが必要です。 以下の手順でダウンロードをしてください。 1. Microsoftダウンロードセンタ ー にアクセスします。 2. プラットフォームを選択し、「次へ」をクリックします。 詳しいインストール方法についてはMicrosoft ダウンロード センター でご確認ください。
まとめ
PCでSpotifyを使用する方法の1つ、Spotify Web Playerの解説をしました。
スマートフォンアプリ・PC版アプリとの違いを比較した結果、無料プランで利用の方で音質などにこだわらず音楽だけ流せればOK!という方にはWeb Playerがおすすめです。
PCとネットワーク環境があればダウンロードも不要ですぐに使い始めることができるので、あなたも是非Web Playerを使ってみてはいかがでしょうか。
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