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DIGLE編集部
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EDITOR
Asahi
DIGLE MAGAZINE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛すアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタント。
ライブ配信と言っても個人で行う雑談配信やゲーム実況配信、団体で行うオンラインイベントなどシチュエーションは様々です。
まずはライブ配信のシーン別に必要となる主な機材をそれぞれご紹介するので、自身の目的に合った機材をチェックしましょう。
個人の雑談や弾き語りのライブ配信の場合は、ライブ配信アプリなどを使ってスマホ一台でも始めることが可能です。ただし、機種によっては「カメラの画質が悪い」「マイクの音質があまり良くない」などスペックに限界があることもあります。
よりクオリティの高いライブ配信を行いたい場合は、PCを使用することをおすすめします。加えて、以下の機材があるとよりスムーズにライブ配信を行うことが可能です。
・マイク
・ミキサー、オーディオインターフェース
雑談配信や弾き語り配信で最も重要なのはマイクです。視聴者は聞き心地を重視しているので、声の細かなニュアンスや楽器の音などを表現できるコンデンサーマイクを使用することをおすすめします。
また、BGMを流しながら雑談配信をしたい場合は、複数の音声をミックスしながら各ボリュームを調節できるミキサーがあると便利です。
ゲーム実況配信で重要となる機材はPCです。ゲームを起動させながら同時に配信も行うので使用するPCには高いスペックが求められます。ただし、普段からゲーミングPCを使っている場合は既にある程度のスペックを満たしている場合が多いため、別途新たに配信用のPCを用意する必要はないでしょう。
その他にゲーム実況のライブ配信に必要なものとして、
・マイク(ヘッドセットマイクがおすすめ)
・キャプチャーボード
・ミキサー、オーディオインターフェース
などが挙げられます。マイクはゲーム内の音声を聞きながら実況できるヘッドホンと一体型のヘッドセットマイクがおすすめです。また、キャプチャーボードはゲームのプレイ画面をPCに出力するために使う機材で、PlayStationやNintendo Switchなどのゲーム機でライブ配信を行う場合に必要です。
Vtuberとしてライブ配信を行う場合は、トラッキングソフトを動かせるスペックを持ったPCが必須となります。使用するソフトの動作環境をチェックしてスペックを満たすPCを準備しましょう。
また、その他にVtuberに必要な機材として、
・マイク
・ミキサー、オーディオインターフェース
・Webカメラ
などが挙げられます。声質を重視したVtuberの場合は、音の解像度が高いコンデンサーマイクを使用するのがおすすめです。USBで接続できるコンデンサーマイクもありますが、音質はXLR端子のものにやや劣ります。本格的なライブ配信を目指している場合はXLR接続のマイクを選びましょう。なお、その場合PCに直接接続することができないので、オーディオインターフェースが必要となります。
また、表情や身体の動きをアバターに反映させるためのWebカメラも重要な機材です。Webカメラによっては盗撮防止のシャッターがついているものもあるので、顔出しを防ぎたい場合はシャッター付きのWebカメラを選びましょう。
さらに、3Dモデルのキャラクターを動かす場合は配信者の身体の動きをリアルタイムで反映できるトラッキング機材が必要です。アプリと連動してスマホ一つでフルトラッキングできるものや、上半身のみのトラッキングができるものなどがあります。
オンラインセミナーや中規模のオンラインイベントをライブ配信する場合は、最低限以下の機材が必要になります。
・カメラ
・マイク
・照明
・カメラを固定する三脚
・ミキサー
・配信用PC
セミナーやイベントのライブ配信の場合は、登壇者にスポットが当てられるので視聴者に表情がよく伝わるよう高画質で撮影できるビデオカメラや、配信用のLED照明を用意するのがベストです。
マイクはイベントなどでよく使用されるダイナミックマイクが一番おすすめですが、ハンズフリーで配信したい場合は衣服に装着できるピンマイクを使うのもおすすめです。
また、複数人の登壇者がいる場合は、それぞれのマイクのボリュームを効率よく調節できるようミキサーがあると便利です。
自身のライブ配信に必要な機材が把握できたら、実際に機材を準備していきましょう。
以下の機材別に選び方のポイントを解説します。
・カメラ
・マイク
・照明
・三脚
・ミキサー、オーディオインターフェース
・配信用PC
・キャプチャーボード
特にこだわりがなければスマホやPC内蔵のカメラでも十分ですが、画質にこだわりたい場合や大きな会場でウェビナーを行う場合は画角調整やズーム機能のついているカメラを準備しましょう。
ライブ配信向けのカメラには用途によっていくつか種類があるので、各カメラの特徴をご紹介します。
■ライブ配信向けカメラの種類と特徴
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カメラの種類 | 特徴 |
Webカメラ | ・PCやスマホに接続するカメラ ・モニターに取り付けられるタイプや、据え置き型、三脚に取り付けられるタイプなどがある |
ビデオカメラ | ・高画質な映像を撮影することが可能 ・配信画質にこだわりたい場合におすすめ |
デジタルカメラ | ・撮影したものをデジタル保存できる ・複数の撮影モードが利用可能 |
書画カメラ | ・手元の資料などを映すカメラ ・被写体を真上から映すことが可能 |
また、配信用のカメラを選ぶ際は以下のスペックにも注目しましょう。
・画角(1人の場合は60~90°、複数人の場合は110〜150°がおすすめ)
・画素数、解像度(1080p以上がおすすめ)
・フレームレート(30fps以上がおすすめ)
・ズーム機能
・手ブレ防止機能
Webカメラでも十分なスペックを満たすものもあるので、初めてライブ配信を行う場合は価格も手頃なものが多いWebカメラからスタートするのがおすすめです。
ライブ配信用マイクは大きく分けて「ダイナミックマイク」「コンデンサーマイク」「ヘッドセットマイク」「ピンマイク(ラベリアマイク)」に分かれます。
各マイクの特徴やメリット、デメリットを以下の表で確認してみましょう。
■マイクの種類とメリット・デメリット
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マイクの種類 | メリット | デメリット |
ダイナミックマイク | ・湿気や衝撃に強く、耐久性がある ・比較的安価で手軽に使える ・周囲の雑音が入りにくい | ・感度があまり高くないため繊細な音の表現には不向き ・マイクに近づかないと音を拾いづらい |
コンデンサーマイク | ・音の解像度が高くクリア ・細かな音のニュアンスや空気感が伝わりやすい | ・湿気や衝撃に弱いので取り扱いに注意が必要 ・他のマイクより価格が高め ・別途ファンタム電源の供給が必要な場合がある |
ヘッドセットマイク | ・頭に装着できるため両手が使える ・口元にマイクの位置を固定できる | ・装着感はモデルに左右される ・見た目が気になる場合は不向き |
ピンマイク (ラベリアマイク) | ・目立たないので見栄えが良い ・小型で装着可能なため動きのある配信に向いている | ・衣擦れ音を拾いやすい ・ワイヤレスタイプは接続が不安定になりやすい |
「ダイナミックマイク」はカラオケ店やライブ・コンサートなどでよく使用されているタイプのマイクで、シンプルな構造のためハウリングしにくい上、湿気や衝撃にも強く比較的安価な価格で購入することが可能です。一方で、音の解像度はコンデンサーマイクと比較すると劣るため、トークがメインのライブ配信に向いています。
「コンデンサーマイク」は、より細かな音のニュアンスや息遣い、空気感を再現することに向いているマイクで、楽器演奏や歌のライブ配信におすすめのマイクです。
ただし、構造上モデルによっては「ファンタム電源」が必要になる場合もあります。ファンタム電源は「オーディオインターフェース」「ミキサー」「マイクプリアンプ」などに搭載されていることが多いので、コンデンサーマイクを使用する場合はこれらの機材も合わせてチェックしましょう。
また、コンデンサーマイクは精密機器のため非常にデリケートな機材です。衝撃や湿気、大きな温度変化に弱いので、保管や取り扱いには注意しましょう。
ゲーム実況などで人気なのは「ヘッドセットマイク」です。頭に装着してマイクの位置を口元で固定できるため、ハンズフリーかつ安定しています。ただし、長時間装着しているとヘッドホンのイヤーパッド部分の圧力によって耳や頭に痛みが出てくることもあるので、選ぶ際は装着感に注意しましょう。
「ピンマイク(ラベリアマイク)」は胸元に装着するタイプの小型マイクです。マイクがあまり目立たないので、講演会やセミナーなどの配信に向いています。ただし、装着する位置によっては衣擦れ音なども拾ってしまうので注意が必要です。有線タイプとワイヤレスタイプがあり、有線ピンマイクはケーブルが必要になりますが接続の安定性はワイヤレスより優れています。
また、マイクを選ぶ際は「接続方法」と「指向性」といったポイントにも注目してみましょう。
■マイクの接続方法とメリット・デメリット
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接続方法 | メリット | デメリット |
USB接続 | ・PCに直接接続可能 | ・接続機器によっては1本ずつしか接続できない |
XLR接続 | ・ノイズが少なく音質が良い | ・ミキサーやオーディオインターフェースが必要となる |
ステレオミニプラグ | ・PC、スマホに直接接続可能 | ・ノイズが乗りやすい |
ワイヤレス接続 | ・ケーブルがないので動きやすい | ・接続が不安定になり、音が途切れることがある |
■マイクの指向性による違い
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指向性 | 特徴 |
単一指向性 | ・マイクの正面の音声を拾いやすい ・一人で使うのに向いている |
全指向性 | ・360°全ての方向の音声を均等に拾う ・複数人の声を拾うのに向いている ・環境によっては不要な音を拾ってしまう可能性もある |
双指向性 | ・マイクの正面と背面の音声を拾う ・マイクを挟んで向かい合って話す際に便利 |
自身の姿を映しながらライブ配信を行う場合は、照明があると明るく綺麗な映像を視聴者に届けることができます。室内の天井照明だけだと顔の一部分が影になってしまうことがあるので、顔全体に光を当てられるライブ配信用の照明を活用しましょう。
ライブ配信で一番ポピュラーな照明はLEDリングライトです。値段も手頃で導入しやすく、リング状のライトが顔を全方向から照らしてくれるので表情を明るく見せることができます。
LEDリングライトには卓上に設置する「スタンドタイプ」やデバイスに直接装着する「クリップ式」、スマホスタンドと一体型のタイプなどがありますが、設置方法や大きさは様々です。初めてリングライトを使う場合は、まずは手軽で扱いやすい小型のタイプのものから試してみましょう。顔のサイズより一回り大きい10インチ以上がおすすめです。
また、LEDリングライトには光の色や明るさを調節する機能がついており、暖色系のライトと白色系のライトを切り替えたりミックスしたりできるものや、明るさを段階調節することができるものがほとんどです。
LEDリングライトを選ぶ際は「色温度(光の色)」「何段階で調光できるか」「最大ルーメン(明るさ)」に注目しましょう。
ビデオカメラを使ってライブ配信する場合は、三脚で固定するのがおすすめです。不安定な場所にカメラを設置していると位置がずれたり揺れたりしてしまい、視聴者の離脱に繋がる可能性があります。
また、スマホのカメラを使って配信する場合もスマホを固定できるスタンドがあるとベストです。Vlogなど動きながらライブ配信する場合は手ブレを防止できるスタビライザー付きのものもおすすめです。
ミキサーは複数の音声をまとめて各音量の調節をしたり音の加工をしたりできる機材です。
ライブ配信でBGMを流しながら雑談をする場合や、複数人で別々のマイクを使って配信する場合にあると便利です。
モデルによって接続できるマイクの本数やエフェクトの種類、イコライザの有無など違いがあるので目的に合ったものを探してみましょう。
また、オーディオインターフェースは、マイクなどから拾ったアナログ信号をデジタル信号に変換するための機材です。ライブ配信の場合はループバック機能が搭載されているオーディオインターフェースをおすすめします。ループバック機能があれば、PCから流している音声とマイクから入力した音声を合わせて出力することができるので、BGMを流しながら配信したり、PCから流すオケに合わせて楽器演奏をしたりすることが可能です。
ミキサーによってはオーディオインターフェースの機能も兼ねている場合もあるので、機材を選ぶ際はぜひチェックしてみましょう。
ライブ配信を行う際はPCに高い負荷がかかるためデータ処理速度に優れているスペックのPCを使用するのがおすすめです。特にゲーム実況配信を行う場合はノートパソコンではなく、デスクトップ型の方が安定した配信を行うことができます。
理想的なPCのスペックは、
・最新のWindows OS搭載
・CPU「Intel® Core™ i7シリーズ以上」
・メモリ「16GB以上」
・ストレージ「SSD 500GB~1TB」
です。また、ゲーム実況の場合はプレイ画面をスムーズに配信するためにGPU性能が高いもの、もしくはグラフィックボード搭載のモデルを選びましょう。
予算の都合によっては理想となるスペックを全て満たすPCを購入できない場合もあると思うので、ライブ配信の目的に合ったモデルを選ぶのがベストです。
キャプチャーボードは、カメラの映像やゲームのプレイ画面などをPCに取り込むための機材です。カメラやゲーム機によっては直接PCに映像を出力できないため、キャプチャーボードを経由する必要があります。
USBケーブルでPCに接続するタイプのものや、デスクトップ型PCに内蔵するタイプのものなどいくつか種類がありますが、一番手頃で初心者にもおすすめなのはUSBなどで外部接続できるキャプチャーボードです。
さらに、複数のカメラや映像ソースを使ってライブ配信する場合はビデオスイッチャーがあると映像の切り替えが簡単にできます。
ライブ配信初心者におすすめなのが、スマホだけで配信できるサービスです。配信用のPCやマイクなどの機材を用意する手間もお金もかからず、気軽にライブ配信を始めることができます。
IRIAMはイラストを元にしたキャラクターになってライブ配信を行える新感覚Vtuberアプリです。1枚のイラストをアップロードするだけでキャラクターが配信者の表情や動きに合わせて生き生きと動きます。
「既にリスナーが集まるVtuberが決まっているのでは...?」と不安な方でも始めやすいように、IRIAMには「初心者向け」という専用のタブがあり、IRIAMの初心者リスナーに向けて配信を行うことができるので新規のリスナーを獲得しやすいのが特徴です。コメントやたくさんの種類のギフトで応援してもらいながらリスナーとの交流を楽しむことができます。
高スペックの配信用PCもマイクもWebカメラも不要で、スマホ1台で気軽にVtuberとしてライブ配信ができるおすすめのアプリです。
bitfanは無料でオフィシャルサイトやファンクラブなどを作成できるオールインワン型ファンプラットフォームです。
ライブ配信にも対応しており、PCだけでなくスマホからでも気軽に配信することが可能です。「有料会員限定」「チケット購入者限定」など視聴者制限をかけたり、配信終了後に自動でアーカイブを作成したりすることもできます。
定期的にライブ配信を続けながらファンのためのコミュニティ提供やグッズ販売、オフィシャルサイト作成などをまとめて行えるのがbitfanの魅力です。
ライブ配信に必要なものは配信者のスタイルや目的などによって異なります。どんなライブ配信をしたいか定まったら、必要に応じて機材を準備していきましょう。
予算を抑えたい場合や機材を用意することが難しい場合は、IRIAMやbitfanのようなスマホのみでライブ配信を行えるアプリやプラットフォームを利用するのもおすすめです。
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