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2023.10.18更新

【6社徹底比較】おすすめファンクラブ作成アプリを徹底解説

イラストレーターや二次創作者、アーティストなどのクリエイターがファンクラブを設営するとき、ファンクラブ作成アプリを利用すると便利です。本記事では、ファンクラブ作成アプリが便利な理由やアプリの選び方、おすすめのアプリなどについて解説します。

あなたのファンに他では得られない特別感を提供でき、ライブ配信やチャット機能などのさまざまなツールを活用して、よりファンと交流がもてる場として「ファンクラブ」が注目されています。

ファンクラブ作成アプリは、その名の通りファンクラブを設営するために使われるアプリのことを指します。イラストレーターや二次創作者、アーティストなどのクリエイターが、ファンクラブの会員になってくれたファンに向けて、情報やサービスを提供するのに便利なアプリです。

しかし、「ファンクラブアプリって何ができるの?」「ファンクラブ作成アプリの選び方がわからない」と疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

本記事では、ファンクラブ作成アプリでできることやアプリの選び方、おすすめのアプリについて詳しく解説します。手間をかけずにファンクラブを作りたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

ファンクラブ作成アプリでできること

ファンクラブのイメージ画像

スマートフォンのアプリでファンクラブを運営すれば、時間がないクリエイターも移動中やスキマ時間でファンと交流がしやすくなります。

そのため、ファンクラブをアプリで運用したいと考える方も多いのではないでしょうか。ファンクラブ作成アプリでできることには、以下のようなものがあります。

  • 会員管理
  • コンテンツ配信・販売
  • ファンとのコミュニケーション

具体的にどのような機能やサービスがあるのか、便利だと言われている理由も含めて見ていきましょう。

会員管理

会員管理とは、ファンクラブに登録してくれた会員の情報を安全に管理したり、会員情報に基づいて、特別なサービスやコンテンツの提供を行ったりすることです。

ファンクラブ作成アプリでは、主に以下のような会員管理の機能を利用できます。

  • 入会や退会、会員のランクの確認
  • 会員証の発行やポイント付与
  • SNS連携
  • メルマガの配信
  • 先行予約や商品販売
  • キャンペーンの実施
  • ライブ配信

これらの機能が利用できれば、クリエイターの負担が減るだけでなく、ファンがクリエイターとのコミュニケーションを楽しんだり、グッズ販売ができるので喜ばれます。

また、特別な情報提供だけではなく「どのコンテンツが人気か」などの分析ができるものもあります。分析することで、今後の運営方針の参考にもできます。

コンテンツ配信・販売

ファンクラブに会員登録するファンの多くは、限定コンテンツの配信や販売に魅力を感じることが多いとされています。

ほかの媒体では得られない情報をいち早く入手でき、クリエイターをより近くに感じられる点がコンテンツ配信・販売のメリットです。

会員にしか公開されないという特別感がよりいっそうファンを魅了し、「会員になってよかった」と思ってくれるきっかけを提供できます。

クリエイターにとって、コンテンツ配信や販売がとても気軽で簡単な点は重要です。ファンクラブ作成アプリを使うことで、コンテンツ配信や販売が自由にできます。

購入のときに選択できる支払い方法は、各アプリによって異なり、電子マネー決済に対応しているファンクラブアプリもあります。

幅広い支払い方法があることで、ユーザーの利便性を向上させることができます。自身でサイトを立ち上げた場合、支払い方法やコンテンツ販売システムの構築などを検討しなければいけません。

ファンクラブ作成アプリはそのような手間を省いて、作業を効率化してくれます。

ファンとのコミュニケーション

ファンクラブを持つことで、ファンとの関係性強化や、コアファンや固定ファンの増加を期待できます。

多くのファンクラブアプリでは、こうした関係性強化をスムーズに行うための機能が実装されており、クリエイターは自らの活動に集中することができます。

コンサートチケットの先行予約、よりプライベートが垣間見えるよう限定コンテンツの公開、会員限定の質問コーナーなど、SNSやオフィシャルHPなどで発信する情報とは異なるファンのニーズに合わせた内容のサービスを提供する事でプレミアム感を出し、より密接な関係を築いていく事が出来ます。

おすすめファンクラブ作成アプリ6選

ここからは、数あるアプリの中から、おすすめのファンクラブアプリを6つに厳選してご紹介します。

  • Weverse
  • Fanicon
  • Fanpla Kit
  • FANCLOVE
  • MODD
  • Bitfan

それぞれのアプリの特徴やおすすめしたい人について解説しているので、アプリ選びに迷ったときは参考にしてください。

Weverse

Weverseは、主にKPOPアーティストのファンクラブに活用されているアプリです。運営しているのはBTSが所属している事務所「HYBE(ハイブ)」の子会社であることから、「知名度と信頼度が高い」と評判になっています。

共通の推しについて語り合ったり、推しからのリプを楽しんだりできることから、以下のような方におすすめです。

  • 韓国アイドルについて語り合いたい方
  • 有料動画やアイテムの購入がしたい方

Fanicon

Faniconは、THECOO株式会社が運営するファンコミュニティアプリです。アーティストを中心としたクリエイターとそのファンが盛り上がるためのサービスに特化しています。

TwitterやInstagramなどのSNSのように「誰でも閲覧でき、無料であるサービス」が一般的であるなか、Faniconは「完全有料制・完全会員制」のファンクラブを作成できます。

完全有料制・完全会員制のファンクラブにすることで、よりファンクラブの価値が高まり、安定した活動につながることが期待できます。

また、ファンと盛り上がるために、クリエイターが配信した投稿にファンがコメントやリアクションを行えたり、ファン同士が集まるチャットへクリエイターも参加できます。

ファンクラブ作成時の登録料や利用料は無料ですが、コミュニティツールによくあるアイテム購入や投げ銭機能などの機能も用意されています。そのため、無料でファンクラブを作成し、収益を上げられるのが特徴です。

Faniconは、クリエイターが気軽に配信ができ、ユーザーはクリエイターとコミュニケーションをとったり、会員限定の特典を用意したりできるといったメリットがあります。そのため、以下のような方におすすめです。

  • クリエイターとユーザーの距離感を大切にしたい方
  • 課金機能で収益を得たい方

Fanpla Kit

Fanpla Kitは、約300アーティストのファンクラブ運営を行う株式会社Fanplusが運営する音楽ジャンルのアーティストに特化したファンクラブプラットフォームです。

初期・導入費用不要で、アーティスト自らファンクラブの立ち上げ、運営が可能です。会員限定コンテンツをはじめ、会員管理やブログ、ムービーやチケット販売、ライブストリーミングなど、ファンクラブ運営に必要な機能を多数搭載しています。

Fanpla Kitは以下のような方に向いています。

  • 音楽を中心とした活動を検討している方
  • 無料会員向けに限定コンテンツを展開したい方

FANCLOVE

FANCLOVEは、株式会社バケットが運営する月額制の会員コミュニティを作成できるプラットフォームです。

会費の8%の手数料で利用できる、誰でもかんたんに月額制の会員コミュニティを作ることができます。

会員管理はもちろん、会員への特典配布や個別メッセージ、タイムライン投稿などに対応しており、ファンクラブのほかレクチャー型、スキルシェア型のオンラインサロンの運営にも適しています。

以下のような方に向いているサービスといえます。

  • 手数料を抑えて運営したい方
  • 動画などのコンテンツ配信を考えていない方
  • 手軽にファンクラブを始めたい方

MODD

MODDは、エンターテインメント業界のEC・ファンクラブ業務に特化したプラットフォームです。コンテンツ配信だけでなくECサイトの構築や提携物流倉庫とシステム連携し、梱包・配送まで対応できます。

また、CMS機能やメールマーケティング、会報誌の配送にも対応しており、クリエイターの活動を支援する多数の機能を保有しています。初期費用無料で利用でき、決済手数料も最大5%と安価な価格設定となっています。

アーティストを中心に240以上のサイトに導入実績があり、ファンクラブの運営だけでなくEC、物販での収益化を目指す方に適したサービスです。

  • ECでの収益化を期待する方
  • ECサイトの構築も1つのサービスでまとめたい方

Bitfan

Biftanはファンクラブ設立やストア開設など、幅広い用途に向いているサービスです。「月額会費設定」や「会員限定の投稿」のほかに、「グッズやチケットの販売」「ライブ配信」「グループチャットの作成」もできます。

また、多言語翻訳、他通貨決済、海外送金などのグローバル対応もしているので、海外からのファンも集客することができるでしょう。

無料でファンクラブを開設でき、運営するために必要な機能がすべて揃っているので、あなたのやりたいことが実現できるプラットフォームといえます。

このような特徴や機能から、Bitfanはこのような方におすすめです。

  • 臨機応変にサービスを利用したい方
  • 利益を伸ばしたい方

ファンクラブ作成アプリの選び方

ファンへライブ配信をしたり、チケットやグッズを販売するためには、公式サイトや公式SNSとは違うファンクラブの会員だけが利用できる専用の場所が必要です。しかし、ファンクラブ作成アプリは数が多いため、どのアプリを選べばよいか迷ってしまう方もいるでしょう。

ファンクラブ作成アプリを選ぶポイントは、下記の3つです。

  • 活動内容に合わせたアプリ
  • 機能で選ぶ
  • 料金

それぞれ詳しくご紹介します。選ぶポイントを抑えて、あなたに合ったファンクラブ作成アプリを利用しましょう。

活動内容に合わせたアプリ

アプリごとに機能や使用感などの特徴が異なるため、活動内容に合わせてファンクラブアプリを選択するとよいでしょう。

例えば、音楽の配信やファンクラブ設立が目的なら、コンテンツ配信・販売を得意とするファンクラブアプリがおすすめです。

また、グッズの定期購入を希望するユーザーが多い場合には、定期課金ができるようなECサイト向けのアプリを利用すると便利でしょう。

活動内容に合わせてアプリを選択しないと、目的に応じた機能がなく使いにくかったり、ファンの集客が上手くいかなかったりします。さらに、ファンが利用しにくいと感じ、退会する原因となるでしょう。

集客方法やイベントの参加率、有料会員の管理などにお困りなら、ぜひアプリ選びにこだわってみてください。

機能で選ぶ

ファンクラブ作成アプリの機能は、アプリごとに異なります。それぞれのアプリでどのような機能が使えるのかを比較し、目的に合ったものを選択することが大切です。

今回ご紹介したアプリの機能を、以下の表にまとめてみました。導入したい機能はどのアプリにあるかチェックしてみましょう。

アプリ機能
Weverseファンクラブコミュニティの作成公式アイテムの購入有料動画の視聴
Fanicon配信ファンとのコミュニケーション機能
Fanpla Kit配信ファンとのコミュニケーション機能
FANCLOVEファンとのコミュニケーション機能
MODDファンとのコミュニケーションコンテンツ配信EC
Bitfan有料ファンクラブの管理チケット販売ライブ配信ファンとのコミュニケーション機能EC

料金

ファンクラブ作成アプリには、以下のような料金がかかる可能性があります。

  • 登録料
  • サービス利用料/月額料
  • 有料会員の管理料
  • チケットや有料コンテンツの売り上げ(一部)

中には登録料やサービス利用料などがかからないアプリもあります。ただし、チケットや有料コンテンツを販売すると、その売り上げの一部がアプリ側に手数料として徴収されることがほとんどです。

初期費用や維持費にいくらかかるのか算出し、予算内でファンクラブやサイトの運営ができるか確かめておきましょう。

今回ご紹介したアプリの料金を以下にまとめているので、比較検討する際に活用してみてください。

アプリ料金
Weverse利用料:無料
有料コンテンツあり
Fanicon収益の50%
Fanpla Kit収益の30%
FANCLOVE登録料:無料
収益の8%
MODD登録料:無料
収益の5%有料コンテンツあり
Bitfan収益の20%

まとめ

ファンクラブ作成アプリはさまざまな用途に活用できる便利なツールです。機能性が高く、芸能人やインフルエンサーなどの幅広いクリエイターが利用しています。

ユーザーが有料コンテンツを購入したり、有料会員に加入したりすると収益が発生するため、その収益を使って新たな事業につなげることも可能です。

登録料や利用料はアプリによって異なります。収益の20~50%程度が手数料として徴収されることがほとんどであるため、アプリ選びの際はアプリの知名度やデザイン、機能だけでなく料金まで比較して選びましょう。

当サイトでは、ファンクラブを開設するなら「Bitfan」をおすすめしています。

Bitfanは、ファンクラブ活動に必要な機能をオールインワンで提供しており、「オフィシャルサイト開設」「ファンクラブ開設」「ECストア開設」「チケット販売」「ライブ配信」などさまざまな機能を利用することが可能です。

音楽や芸能関係の方だけではなく、スポーツ選手やインフルエンサーの方などさまざまなジャンルの方が利用しています。

ほかのファンクラブアプリと比べると手数料は少し高めですが、Bitfanのなかですべての運営ができる機能性を考えると、とても魅力的です。

もし、どのファンクラブアプリを利用するか迷われているなら、ぜひBitfanを利用してみてください。あなたの理想をかなえるファンクラブを開設することができるでしょう。