HOWTO
2023.07.03更新

YouTubeチャンネル名の横にある音符マークは何?YouTubeの公式アーティストチャンネルを作成する方法

YouTubeのチャンネル横についた音符マークは公式アーティストチャンネルとして認められたものです。今回はその公式アーティストチャンネルの申請方法やメリットなどについて解説していきます。

YouTubeチャンネルの音符マークは公式アーティストチャンネルのバッジ

YouTube公式アーティストチャンネルの音符マークを選択している画像

YouTube公式アーティストチャンネルとは、音楽活動をしているアーティストが利用できる専用のチャンネルのことです。

YouTube公式アーティストチャンネルとして認証されると、YouTube上のチャンネル名(アーティスト名)の横に音符マーク「♪」が表示されます。

YouTubeの公式チャンネルには、他に「ブランドチャンネル」がありますが、ブランドチャンネルが登録者数に関する条件があるのに対し、公式アーティストチャンネルは登録者数による制限がないのが特徴です。

ただし、申請するにあたってはいくつか条件がありますので、後ほど詳しく解説します。

YouTubeの公式アーティストチャンネルと普通のチャンネルの違いは?

通常の個人のYouTubeチャンネルとは違う、YouTube公式アーティストチャンネルの特徴的なメリットとしては以下の4つが挙げられます。

・検索結果に分かりやすく表示される
・アナリティクスで視聴者のデータを分析できる
・アーティストページを編集できる
・複数のチャンネルをまとめることが可能

では、それぞれの項目について詳細をご説明します。

検索結果に分かりやすく表示される

YouTube公式アーティストチャンネルとして認証されると、ユーザーがアーティスト名を検索した際に検索結果画面の右側にチャンネルが大きく表示され、そのアーティストの人気曲一覧やYouTubeミックスリストも一緒に表示されます。

アーティストがどのような楽曲をリリースしているのか、また代表曲は何であるかがひと目で分かるため、アーティストに興味を持ってチャンネルに訪れたユーザーに対してアピールしやすく、楽曲をすぐに聴いてもらいやすいというのがメリットです。

アナリティクスで視聴者のデータを分析できる

YouTube公式アーティストチャンネルでは、アーティスト向けのアナリティクスを利用することができます。

アーティスト向けアナリティクスとは、そのチャンネルの総再生時間や再生回数、視聴者数など総合的なデータを確認できるツールのことです。

アナリティクスを活用することで、どのような楽曲がリスナーに聴かれるのかという傾向を分析することができ、今後の制作活動やリリース予定を決める際に役立ちます。

アーティストページを編集できる

YouTube公式アーティストチャンネルとして音符マークの認証バッジが追加されると、アーティスト専用のプロフィールを作成することができます。

アーティストページで編集できるのは、バナー画像とプロフィール画像、アーティストの紹介文です。
アーティストプロフィールを設定すると、YouTubeとYouTube Music両方に表示されるようになります。

アーティスト画像や略歴紹介はブランディングのために欠かせない要素ですので、具体的にわかりやすく作成するようにしましょう。

複数のチャンネルをまとめる事が可能

YouTube公式アーティストチャンネルを作成すると、複数のYouTubeチャンネルのコンテンツを一つにまとめることができます。

例えば、アーティストが個人で配信した楽曲と、レーベルからリリースした楽曲と別々のYouTubeチャンネルで公開されていたとしてもアーティストチャンネルを利用すれば1ヶ所に集約することが可能です。

コンテンツを一元化することで、リスナーが楽曲を見つけやすくなり、またアーティスト側もチャンネルの管理をしやすくなります。

YouTubeの公式アーティストチャンネルへ申請する条件は?

YouTubeの公式アーティストチャンネルへ申請するにあたっては、必ず以下の条件を満たしている必要があります。

・1人のアーティストもしくは1つのバンドを代表するYouTubeチャンネルを所有、運営している
・音楽配信代行サービスやレーベルを通してリリースした楽曲が1つ以上YouTubeで配信されている
・チャンネルがYouTubeコミュニティガイドライン、利用規約、著作権に関するポリシーを遵守している

また、加えて、以下の条件のうち1つ以上を満たしている必要があります。

・YouTubeパートナーマネージャーと連携している
・YouTubeパートナープログラムに参加している
・YouTubeパートナーマネージャーと連携しているレーベルネットワークにチャンネルが参加している
・音楽パートナー向けYouTubeサービスディレクトリに記載されている音楽パートナーによって楽曲が配信されている

YouTubeパートナーマネージャーとは招待制のサポートで、条件を満たしたクリエイターはワークショップやYouTube主催のイベントなどに参加したり、YouTubeから個別サポートを受けたりすることができます。

また、YouTubeパートナープログラムとは、クリエイターがYouTube上に公開したコンテンツから収益化ができるサービスのことです。参加するためには審査への通過や条件のクリアなどが必要ですが、承認されると広告収入を得たりコンテンツ収益化のための機能などが利用できるようになります。

つまり、上記の条件を最低1つ満たしており、YouTubeチャンネルを所有、楽曲を1作品以上配信中、かつYouTubeのポリシーを守っていればYouTube公式アーティストチャンネルに申請できるということです。

YouTubeの公式アーティストチャンネルの申請方法

YouTube公式アーティストチャンネルの申請は、基本的にご自身が利用している音楽ディストリビューションサービスの管理ページや、レーベルを介して行います。
YouTubeパートナープログラムに参加している場合は、YouTubeのクリエイターサポートチームに問い合わせる必要があります。

どこから楽曲を配信しているかによって申請方法が異なりますので、詳しい手順はご利用中のサービスの公式サイトをご参照ください。

また、YouTube公式アーティストチャンネルに申請する前に、まず、アーティストのYouTubeチャンネルを開設する必要があります。YouTubeチャンネルは以下の手順で作成することが可能です。

なお、YouTubeチャンネル開設にあたってはGoogleアカウントが必須となるため、まだお持ちでない方はGoogleアカウントの作成から進めてください。

1. YouTube公式サイトにアクセスし、Googleアカウントでログインします。

YouTubeの「ログイン」を選択している画像

2. ホーム画面右上のプロフィールアイコンを選択します。

YouTubeのプロフィールアイコンを選択している画像

3. 「チャンネルを作成」を選択します。

「チャンネルを作成」を選択している画像

4. チャンネルのアイコン画像をアップロードし、名前(アーティスト名)を入力します。完了したら「チャンネルを作成」を選択しましょう。これでチャンネルの開設は完了です。

YouTubeのチャンネル作成画面

まとめ

YouTubeのチャンネル名の横に表示される音符マークは、YouTube公式アーティストチャンネルとして認証されているという印です。

YouTube公式アーティストチャンネルとして認められると、複数のチャンネルで公開しているアーティストの楽曲を一箇所にまとめることができ、また、アーティスト用のアナリティクスなども利用できるようになります。

アーティストプロモーション活動の一環としても活用することができますし、リスナーにも音楽を発見してもらいやすくなるのがメリットです。

YouTube公式アーティストチャンネルとして登録するにはいくつか条件があり、また利用しているディストリビューションサービスによっても申請条件が異なるので、公式サイトなどを確認しておきましょう。

さらに充実したプロモーションを展開したい場合は、利用する音楽配信代行サービスを見直してみることをおすすめします。

「early Reflection」というPR型ディストリビューションサービスは、YouTube Musicをはじめとした音楽配信プラットフォームへの配信手配だけでなく、プロモーションに関わるサポートが手厚いのが特長です。

ラジオ局やテレビ局への楽曲情報共有、early Reflection公式SNSでの告知など他にはないアーティスト支援サービスを受けることができます。

early Reflectionは初期費用をかけずに利用できますので、気になる方はぜひ一度問い合わせてみてはいかがでしょうか。