時の流れに左右されない、Pervencheの美しさ

Review

文: DIGLE編集部  編:Kou Ishimaru 

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ!今回はPervencheをご紹介します。

孤独に寄り添うフォークを

「人の心に届くものは、時を経ても朽ちないのだ」という当たり前のことを、Pervencheを聴いていると再認識させられる。それどころか、彼らが鳴らしている優しさの滲みでたフォークサウンドは、今の時代にこそ必要なものなのかもしれない。

1995年の結成時は、Peatmosの名義で活動していた彼ら。アメリカに同名のバンドがいたことをきっかけに、1997年にPervencheへと改名した。2000年代前半までは海外ツアーを回るなど積極的に活動していたが、メンバーのメインバンドの活動が活発化したため徐々にフェードアウト。盟友の後押しを受け、2016年より再び活動を開始している。

先日配信が開始された『quite small happiness』は、2021年末に発売された作品だ。カバー2曲を含む全12曲は、時代に左右されない美しさを内包する。心理的な孤独を感じたさいに、そっと手を伸ばしたい1枚だ。

Pervenche

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